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プルトップ
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今週の現場にアタックは「世界レベル日本の中小企業」を特集します。
最終日・金曜の今日は、谷啓製作所のお話です。担当は泉貴子です。
この谷啓製作所、10年前に手の切れない安全なプルトップの缶詰めのフタを開発し、一躍世界的に有名になりました。
しかし、このプルトップを開発するのには、大変な苦労をされたそうです。谷啓製作所の谷内啓二会長にお話を伺いました。
きっかけは、ジュースを飲んでいる時、アメリカで缶の端で手を切ったピアニストが
缶を作った会社を訴えたと言うニュースを耳にした時に思い立ったそうです。
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谷内会長と泉貴子
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しかし、そう簡単なことではなく、完成には5年の月日が費やされ、
工場2つ建つほどのお金をつぎ込みました。その執念は、やはり職人魂!
完成した時、日本国内からは見向きもされなかったが、
世界35カ国から問い合わせがあり、この技術は今や100億個に使われています。
そんな谷内会長いわく、今こうした新しい技術は
すぐに真似をされるので、発表する時代じゃないそうなんです。
そうして秘密にしていかないと、国際的に競争してゆけないそうなんです。
大変な時代になっているみたいですね。
大田区西糀谷より、泉貴子がお送りしました。
リポーター 泉 貴子