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2000年07月24日
沖縄サミット終幕、NGOはどう活動したか?

ストリートダンス
 写真は沖縄県名護市の高校生たちによるストリートダンスです。

 ダンスとサミットが何の関係があるのか?と思われるかも知れませんが、これは地元名護市のNGOによる「米軍普天間基地移設反対」のアピール行動の一環なのです。

 今回のサミットではNGOの存在が注目されました。
環境や医療、南北問題、基地問題などさまざまな主張をサミットの中に反映させようと、数十のNGOが名護市にやってきました。そしてNGOの代表がサミット前に森総理と会談したり、(サミットでは初めて)NGOセンターが市内に設置されました。
 ただ今後にいろいろ課題は残ります。

 「ネットワーク地球村」の事務局の月原さんにいろいろと話しを聞いたのですが、

1.NGOセンターからサミット会場やプレスセンターが物理的に遠いということ
2.プレスセンターに自由に入れないので、伝える情報が限られてしまうこと
3.NGOセンターに入場制限などがあること

 などを課題としてあげていました。
私も思ったのですが、プレスセンターにいると、NGOが市内各地で開いているイベント、行事の情報は入ってきません。(電話で問い合わせればいいのですが)またNGOの会見を聞くためには、歩いて15分ほどのNGOセンターに行かなければなりません。このあたりは次のサミットで改善されるのでしょうか?

 さて、サミットには名護市地元のNGOも参加しました。名護市中心部では連日歓迎行事が開かれていましたが、それに対抗して、名護市の東側、二見地区で行われた基地反対を訴えるイベントが最初の写真です。 高校生のダンスに、琉球民謡、途中では「花」で知られる喜納昌吉さんも飛び入りするなど、楽しく、のどかな雰囲気のするイベントでした。
主催者の一人は「参加した首脳には基地問題では特に期待していないけど、イベントで集まった海外のプレスに、平和を求める気持ち、そして基地問題を伝えて行きたい」と話していました。

 実際のところ、沖縄の問題は「サミットのお祭騒ぎ後」が正念場です。
普天間基地移設もこれからさらに議論がたたかわされるでしょうし、基地移設と引き換えのように出てきている「北部振興策」も本当に「振興」になるのか。沖縄北部は「海洋博」などの痛い経験もあります。
地元の人達も「基地には反対だけど、経済は活性化して欲しい」という両極の思いが混在しているようでした。それがサミット期間中、名護市内を自転車で回って取材して、感じられました


リポーター 崎山敏也
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