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2014年09月25日(木)放送分 「『口をぱくぱくする』と健康になる」
今朝のテーマは、「『口をぱくぱくする』と健康になる」歯科医師・歯学博士・鍼灸師の筒井重行先生にお話を伺いました。 健康になるという「口をぱくぱくする」やり方は・・・。 1.背もたれに寄りかからずに椅子に座り、背筋を伸ばして深呼吸を3回行います。 2.上下の歯が触れ合っていないことを確認します。 3.正面を見ながら、下あごを上下に動かして、口を20回軽く開け閉めします。 →口を開ける大きさは、縦2センチから3センチ程度の幅が目安です。口を開け閉めするスピードの目安は、1秒間に1回程度です。 4.舌先を上の歯のつけ根=裏側につけます。 5.舌で上あご全体を持ち上げるような意識で、頭を後方に傾けます。 →ポイントは、 ●舌をきちんと使う。 ●頭を傾ける、という言葉でピンとこない人は、下あごを前に突き出すようにする、と捉えてください。 ●そして、頭を後方に傾けすぎないようにしてください。 6.前歯から舌を離し、目を閉じたまま下あごを上下に動かして、口を20回軽く開け閉めします。 7.顔を正面に戻します。手のひらを上にしてひざを置き、両手の親指と人差し指で輪を作ります。目と口を軽く閉じて、その指を離します。その後、5分間ほど体の変化に身を任せます。以上が、健康体になるためのスイッチの入れ方です。 「口をぱくぱくする」と、迷走神経が活性化し、東洋医学における気・血・津液を巡らせる陰と陽のバランスが整います。 まず「迷走神経」という神経について・・・。 ●「迷走神経」は、消化管からの情報を脳に伝えるとともに、口やのどの知覚や動きと関係している神経です。 ●飲食物を取り込み、栄養分を吸収してエネルギーを作り出すしくみと関係が深い役目を持っていて、体内で回復系・リラックス系の役割を果たす副交感神経の大部分を担っています。 これを踏まえて簡単に説明すると・・・ 口をぱくぱくすると首周辺に密集する迷走神経に刺激が伝わります。 その刺激が迷走神経がつかさどる全身の内臓が活性化します。 その結果自然治癒力が高まり健康体になれます! とのことでした。 今朝、お話したことは、筒井先生がマキノ出版から出されている本「『口をぱくぱくする』と超健康になる」に詳しく紹介されています。 ぜひ、ご一読ください。 |
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