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2014年09月11日(木)放送分 「秋バテに注意」
今朝のテーマは、「秋バテに注意」麻布ミューズクリニック・名誉院長の渡邉賀子先生にお話を伺いました。 夏バテは、高温多湿な梅雨時から食欲不振や倦怠感などの症状があり、胃腸が弱い虚弱な方がなりやすい傾向。 秋バテは、比較的体力がある人も陥りやすいもので、涼しくなる秋になって、「食欲不振」、「冷え」、「だるさ」といった不調を訴える人が多い。これら秋の不調は夏の生活習慣、つまり、『夏冷え』からくる。 近年、強い冷房や冷たい物の摂り過ぎで身体を冷やしたり、室内外の温度差で自律神経のバランスを崩すことで、全身の血めぐりが悪くなり、秋になって不調が出てくる、いわゆる『秋バテ』を訴える人が増えている。 この『秋バテ』。 体の中でどのようなことが起こっているのか・・・ 夏の高温多湿の気候の影響で過剰に冷たい飲み物や食べ物を摂取してしまうため、胃腸など内臓の機能が低下し、「内臓冷え」を引き起こして体力を奪い、食欲不振やだるさを感じやすくなる。 また、雨が降って湿度が高かったり、猛暑が続いたりといった天候不順による気温や気圧の大きな変化に身体が適応できず、 「自律神経のバランスが乱れた状態」に陥ってしまう。 これらの異常気象から、例年にも増して、冷房を多用しがちになり、身体を冷やすことや室内外の温度差でも自律神経を乱してしまう。 これらの「内臓冷え」や「自律神経の乱れ」は、全身の血めぐりを悪化させ、「食欲不振」、「疲労」、「だるさ」といった『秋バテ』の症状に繋がってしまう。 「秋バテ」を防ぐには・・・ 1.「ぬるめのお湯での入浴」で全身の血めぐりを向上させる。 38度から40度のぬるめのお湯にゆっくりと浸かることで、収縮した血管を開き、血めぐりを促進させる。 炭酸ガス入りの入浴剤なら、ぬるめのお湯でも血めぐりがよくなり、ほてらずにさっぱりと入浴できる。 2.就寝前の「ゆったりリラックス」で、自律神経を整え心と身体をリセットさせる。 「秋バテ」にならない身体づくりのためには、副交感神経を優位にして、リラックスモードに切り替える。就寝前のリラックスは、自律神経を整えるのに重要。 例えば・・・ホットタオルや「蒸気が出るタイプのアイマスク」を利用し目と目元を温めると、緊張が和らぎリラックスできる。 とのことでした。 “夏”バテだけでなく、“秋”バテもあるとは・・・ みなさん要注意ですよ!! |
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