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生島ヒロシのおはよう定食・おはよう一直線


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健康一直線


2014年09月04日(木)放送分

「デング熱Q&A」
今朝のテーマは、「デング熱Q&A」
感染対策コンサルタントで、新ゆり内科・院長の?橋央先生にお話を伺いました。

Q.人から人へ感染するのでしょうか?
A.人から人へは、感染者から輸血でも受けない限りは起こりません。

Q.「デング熱」の症状を教えて下さい。
A.インフルエンザのような突発的な高熱と頭痛、目の痛み、関節痛など炎症による強い痛みが特徴的です。
頭が割れんばかりに痛かった人もいるそうです。
ただ免疫がある人はカゼ程度の軽症のことも多く、無症状のこともあります。
デングウイルスが人体に入ると、
血管内の血液から水分が漏れ出す状態になるので、稀に皮下出血したり、下血したりして、ショック症状に陥ることがあります。それをデング出血熱と呼んだりします。

Q.死亡に至ることはあるのでしょうか?
A.熱帯の蔓延地では医療機関にかかるのが遅れて、幼い子供たちが命を落とすのですが、早めに輸液を行えば死亡することはまずありません。

Q.治療法はあるのでしょうか?
A.特効薬がないので、対症療法を行います。
解熱鎮痛剤を内服すればいいのですが、どの薬を服用するかは必ず医師と相談する。
デング熱が疑われる方は、まず血液検査を行うべきなのですが、この検査は健康保険が適用されません。また、検査が受けられるのは、限られた感染症科がある医療機関に限られます。
症状が辛くて、どうしても自分で治療を始めたい場合には、まず「アセトアミノフェン」という解熱鎮痛剤が安全なので、これを内服して適当な医療機関を受診する。

Q.「デング熱」の予防法を教えて下さい。
A.デング熱のワクチンは、未だ実用化に至ったものはありません。ですから現時点では媒介蚊に刺されないようにするしかない。ヒトスジシマカは昼間に吸血する蚊ですから、蚊が多くいそうな所へ外出する時には肌を露出させず、虫よけスプレーや蚊取り線香を身に着けて出かけるのが1つの対策法です。
また、小さな水たまりや排水溝などで、ヒトスジシマカのボウフラが育ちます。このため、住まいの周りにある水たまりを排水したり、ゴミを掃除したりして、環境の美化に努めることが重要です。
また、デング熱が流行している地域を旅行された方は、帰国時に検疫所で相談したり、症状が出たら医療機関の渡航者外来などで診察を受けるのが、二次感染の拡大を防ぐためにも是非必要です。

連日ニュースで取り上げられているデング熱。
感染が拡大しない事を願うばかりです。