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2014年08月14日(木)放送分 「丈夫な体に変わる習慣」
今朝のテーマは、「丈夫な体に変わる習慣」。東京理科大学・生命医科学研究所・所長の安部良先生にお話を伺いました。 今日は、全身の免疫機能を高めて感染症を防いだり、 頭痛や腹痛、倦怠感など、慢性的な体調不良を遠ざけたりするのに役立つ、さまざまな習慣について。 まず1つめのキーワードは・・・ 『病は気から。 心がけひとつで、人間関係のストレスの大半は消える!』 ストレスが免疫力を低下させる大きな要因のひとつ。自分にとって最適なストレス解消法を自分で見つける。 他人に多くを期待しないようにする。相手に期待しすぎず、他人の評価も気にしないようにすれば、失望からくる不満を溜め込んで、ストレスを慢性化させるのを防げる。 言いたいことは自分を主語にして語る。「私はこう思う」「私はこう感じた」 相性が合わない人とは必要以上に付き合わない。 家族とはきちんと言葉にして話し合う。家族との関係が安定すれば、精神的なストレスが長く続く状態を緩和でき、家族全員の免疫力も高まる。 2つめのキーワードは・・・ 『適度な運動には、ストレス解消、病気予防、基礎代謝の向上などのご利益がたくさんある』 穏やかな運動を継続的に行うのがベスト。 例えば、ウォーキング、のんびりペースのジョギング、散歩、ラジオ体操、踏み台昇降運動など。運動が嫌いな人は、まずは少しだけ早く歩いてみる。 ただし、運動がストレスになったら逆効果。運動することを義務的に感じないようにする。ヘタなダイエットよりも、基礎代謝の改善のほうか効果大。一度に激しい運動をして直接的な消費カロリーを増やすことよりも、日頃からおだやかな運動を生活に組み込んで行うようにし、基礎代謝を大きくするほうが、 免疫機能を向上させて病弱体質からの脱却を図るのには効果的。 3つめのキーワードは・・・ 『低体温体質に陥るのを避けるため、エアコンのスイッチはオフにしておく』 低体温では基礎代謝も下がる。免疫力を高い状態に維持するには、低体温に陥らないようにすることも非常に重要なポイント。 エアコンの使い過ぎには要注意! エアコンは酷暑や酷寒のとき以外は使わず、自分の身体が持つ自然の体温調整能力を日頃から鍛えておく。 ※ただし、高齢者は、我慢のしすぎで熱中症になることがないよう、夏場は十分に注意する。 4つめのキーワードは・・・ 『睡眠不足は万病のもと』 7時間程度の睡眠が、免疫力の維持には欠かせない。 睡眠中は全身の血流が増大し、細胞の新陳代謝が進む。新しく質の高い免疫細胞は、熟睡中にこそ効率的に作られる。 睡眠時間は、7時間程度が最も健康的であることが分かっている。リズムを乱すと、睡眠の質が低下する。就寝時間や起床時間は曜日に関わらず毎日一定にし、そのリズムをあまり乱さないようにするほうが免疫には良い。 寝酒も、寝つきをよくする効果はあっても睡眠の質は落としてしまうため、やめたほうがいい。 起床時にカーテンを開けたり、ベランダに出たりして極力太陽光を浴びることも、その夜にスムーズに寝つき、質の高い睡眠をとるためには重要なポイント。 今朝、お話頂いたことは、安部先生が「すばる舎」から出している 「年齢別の正しい対処で 病弱体質は変えられる」にも詳しく紹介されています。 興味のある方は、ぜひご一読ください。 |
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