
![]() |
|
2014年07月24日(木)放送分 「目の紫外線対策」
今朝のテーマは、「目の紫外線対策」。あまきクリニック・院長、味木幸先生にお話を伺いました。 夏が近づくと気になるのが紫外線。 紫外線によって起こる目のトラブルとは、何があるのか? 強い紫外線を短時間に浴びた場合、充血や角膜炎、雪眼炎など、急性の障害が出る。 長年の蓄積では・・・ ●水晶体が濁る「白内障」、 ●白目の表面を覆う結膜が、黒目(角膜)に侵入し、黒目が白目に浸食されたようにみえる「翼状片」、 ●白目部分に変性したたんぱく質の盛り上がりが出来る「瞼裂斑」…など。 ●「白内障」は、進行すると失明するため、濁った水晶体を眼内レンズと入れ替える手術を行う。 ●「翼状片」は、進行すると瞳孔に達し、視力を低下させる。治療は瞳孔に達する前に、侵入した結膜組織などを切除し、再発防止に正常な角膜を移植する。 ●「瞼裂斑」は、直接視力低下につながらないが、ドライアイや充血や目の違和感を起こす。点眼治療で症状が軽減する事もあるが、一度できると、白目のシミとして残る。 屋外作業をする人、朝夕にジョギングをする人、屋外で遊ぶ時間が長い子供たち、学生の部活動も、条件によってはリスクが高まるため、しっかりと対策が必要。 では、どのような対策をとればよいのか? ●つばの広い帽子や、UVカット機能のあるコンタクトレンズや眼鏡、サングラスを併用する。サングラスは、レンズの色が濃いと、瞳孔が開いて、より多くのUVを浴びるため、色の薄いものが良い。 ●長時間の外出後は、保湿用や炎症を抑える目薬を使ったり、おしぼりで冷やしたりすると良い。 ●十分な睡眠も大切。 ●UV以外にも、たばこの成分は体内の活性酸素を過剰発生させ、細胞組織を傷つけて疾患の原因になる。また、長時間のパソコン使用は、目に炎症を起こし、老化を早める。 抗酸化作用のあるカロテンを含むニンジン、ビタミンA、C、Eを含む野菜類、アントシアニンを含むブルーベリーなど、老化予防効果があると言われている食品をとる。 みなさんも外出する時は“目”の紫外線対策しましょうね!! |
![]() |
Copyright© 1995-2025, TBS RADIO,Inc. All Rights Reserved. |