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2015年06月22日（月）放送分 今朝は、内科医のおおたわ史絵先生に、「排便」について、教えて頂きました。 排便は、どんな色が良いんですか？ ● 基本の色は、おなじみ茶色。胆汁色素の色です。 色は濃くなったり薄くなったりする。 日によって微妙に変わるのがノーマル。 赤いうんち 切れ痔の場合が多い。 便器が真っ赤になった!!! と血相をかえて病院に駆け込んでくるが、 切れ痔の場合が多い。 しかし、切れ痔かと思ったら、ガン、ポリープがあった、 虚血性・潰瘍性大腸炎ほかの場合もある。 黒いうんちの場合 こげ茶色ではなく真っ黒。 これは驚きましょう。 便に血液が混じっています。 十二指腸より上部で出血している可能性がある。 食道、胃、十二指腸などの上部消化官病変を疑う。 早めに専門医に診断してもらう必要がある。 灰色のうんちの場合 石灰みたいな色。 便のベースになる濃い黄色の胆汁色素が入っていないと考えられる。 最も多いのは、閉塞性黄疸（おうだん）という状態。 原因は胆石、胆肝系のガンなどがある。 灰色のうんちが出たら、迷わず病院へ 緑のうんちの場合 子供はよくあります。 腸炎などで腸内細菌のバランスが大きく崩れたとき。 腸内細菌の力が弱くなると、胆汁が酸化されずにそのまま出てしまう。 そのため濃い緑とか黄緑になったりする。 子供は消化機能も免疫も未発達。 すぐにおなかをこわします。そういう時に緑のうんちが出ても、 うろたえる必要はありません。 大人の場合は「風邪」などで抗生物質を服用しているときに、 緑色になることがあります。 オレンジのうんち 子供に多い。小児科外来ではよく見る。 消化不良による腸炎を起こしているので、 そうは心配はいらない。 白いうんち 紙粘土のような白いうんち 冬場に乳幼児に流行る「ロタウイルス感染症」で よく見られる。 ロタウイルスそのものは、さほど病原性は強くない。 回復も早い。脱水症状を起こさないようにだけ注意。 |
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