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2014年12月18日(木)放送分 「定年後のお金の話」
今朝は、「定年後のお金」について久留米大学 商学部 教授の塚崎公義さんにお話を伺いました。 Q.年金の受け取り時期は、いつ頃がいいとお考えですか? A.年金は、原則として65歳から受け取れますが、 希望すれば受け取り開始時期を60歳に早めることも、 70歳まで遅らせることも可能です。 もちろん若い時から受け取りを開始すれば、 その分だけ毎月の受け取り額が減りますし、 65歳を過ぎても受け取りを我慢していれば、 その分だけ毎月の受け取り額が増えていきます。 年金は、どんなに長生きをしても最後まで受け取れますから、 頼もしい存在です。 また、インフレになれば、受取額が増えていくので、その面でも安心です。 そこで、「長生きとインフレのリスクに備える」という意味で、 年金の受け取り開始を出来るだけ遅くして、 毎月の受け取り額を増やすことをお勧めします。 つまり、退職金は、まず借金を返して、残りは生活費に使う、という事です。退職金で生活しながら、年金の受け取りを我慢しよう、というわけです。 余裕があるならば、年金受給を70歳まで待ちたいですが、 余裕資金が足りなければ69歳または68歳からの受け取りという事でも良いと思います。 今朝お話頂いた内容は、塚崎さんが祥伝社新書から出している本 「退職金貧乏」に詳しく紹介されています。 |
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