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2014年06月12日(木)放送分 「今後の高齢化社会を考える」
今日のテーマは、“今後の高齢化社会を考える”日本総合研究所・理事長の寺島実郎さんにお話を伺いました。 寺島さんが仰っていたのは、”異次元の高齢化”。 単に65歳以上の人の比重が上がるだけではないとのこと。 戦後の都市化。 戦後、都市に出てきて、働いていた人が65歳の定年を迎えてきています。 田舎ならば、「裏山に行く」や「畑を耕す」など役割がありますが・・・。 都会にいると役割を見失ってしまう。 例えば、会社を失い、労働組合を失うということは、人生のすべてを失ってしまうということ。 なぜなら、その環境でしか生きてこなかったから、すべてを失ってしまうのです。 このような人が地域に戻っても役割がないので、精神的な孤立感を感じてしまう。 「高齢化が進んでいる」というのは、“量”の問題ではなく、“質”の問題なのです。 また高齢化が進むと当然社会保障の問題も出てきます。 今年の4月からは年金の受給額が下がりました。 充実させながら安定させるのは本当に難しい問題です。 2050年には日本の人口の約6割が65歳以上になります。 みなさん、ぜひ一度老後の事を考えてみてください。 |
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