2009年3月14日放送 ビールに使われる水について教えてください。 ビールを造るには、大麦とホップと水が必要です。ビールのアルコール度数は約５％くらいですから、９５％は水でつくられているわけです。このようにビールの味わいを引き出すために水は重要な役割を持っているのです。 したがって仕込みに使う水は、無味・無臭で着色や濁りなどがなく、化学物質や微生物の混入がないだけでなく、適度にミネラル分が含まれた清廉な水が使われています。 また、ビールの発酵タンクなど醸造設備を洗ったり冷却するためにも大量の水が必要です。このようにして、例えば３５０ｍｌの缶ビールや発泡酒を１本作るためには、約2.6Lから3.5Lもの水が使われているのです。 従来は、ビールをつくるために中味容量の約１０倍の水が必要でした。 しかし、最近では水資源を保全する為に工場の設備を改良したり、水の再利用をすすめるといった努力を重ねて、最新のビール工場では中味容量の７．５倍という少ない水で美味しいビールをつくることができるようになってきたわけです。 プロテイン飲料ってどんなものなのですか？ プロテインとはたんぱく質のことで、プロテイン飲料は、たんぱく質を効果的に摂取するためのスポーツ用サプリメントのことをいいます。 たんぱく質はアミノ酸に分解されて体内に吸収され、骨・血液・筋肉など身体そのものを作ります。特に運動をする人にとって、筋肉の維持や発達のためにたんぱく質はとても大切な栄養素なのです。 たんぱく質を構成するアミノ酸の中でも人間の体内で生成されないもの、つまり食品などから摂らなければならないものを必須アミノ酸といい、これらは、肉・魚・卵・乳製品・大豆などの食品に含まれています。特に運動をしない健康な人の場合、通常の食事で必要な量のたんぱく質を摂取することができます。しかし、スポーツをする場合、食事だけで十分なたんぱく質を補給しようとすると同時に脂肪や炭水化物もたくさん摂ってしまいカロリー過多になってしまいがちです。 そこでサプリメントとしてのプロテインに人気が集まっているというわけです。 運動の前後や就寝前に飲むといいようです。ただし、多く摂りすぎるとかえって体脂肪が増えてしまいますので、商品の説明書等をよく読んで、運動量に応じて適度な量をとることを心がけましょう。

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