2009年2月21日放送 ビール瓶は、なぜ茶色や緑色をしているのでしょうか？ ビール瓶が茶色や緑色をしているのは、とても重要な意味があります。 ビールはとてもデリケートな飲み物で、直射日光に当たると風味が落ちてしまいます。それを防ぐ為に色のついたビンを使っています。 しかし、それでも日光の遮断効果が１００％というわけではありません。 試しに、瓶ビールを１時間でも陽の当たるところへ置いておくと味が変わってしまったことがすぐにわかります。これはホップに由来する苦味成分の一部が日光によって変化するためで、日光臭といって、いわゆる、ひなたのような臭いがついてしまいます。 さらに、ビールにとって日光だけでなく熱も大敵です。 特に熱のこもりやすい車の中に放置することは避けてください。 また、防虫剤や灯油、洗剤など、匂いの強いもののそばに置くと、香りがビールにうつることがありますのでご注意ください。ビールは暗くて涼しいところで保存するよう心がけましょう。 甜茶ってどんなお茶なんですか？ 甜茶は中国が原産地の健康茶のひとつです。 文字どおり、天然の甘味成分に由来する甘味が特徴で、古くから食前、食後だけでなく、おめでたいときなどにも飲まれてきました。 一般に甜茶と呼ばれる植物としては、バラ科、ユキノシタ科、ブナ科、アカネ科の４種類の植物が存在しますが、なかでも人気なのが、バラ科のテンヨウケンコウシ（甜葉懸鈎子）という植物から作られる甜茶です。 この甜茶にはＧＯＤポリフェノールという成分が含まれていて、花粉症や鼻アレルギーなどの症状を改善する働きがあることが、大学の研究等で明らかになりました。 このことがテレビや雑誌でも紹介され、ここ数年で日本でも一躍有名になりました。 また、甜茶の他にも健康茶と呼ばれるお茶はたくさんあります。 例えば、よもぎ茶、どくだみ茶、いちょうの葉茶などが有名です。 さらに最近は、ウコン茶や杜仲茶といったお茶も人気です。 もっとも、こうしたお茶は、具体的な効果効能そのものを求めるというよりも、からだの調子を整えるきっかけとして利用する方が多いようです。

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