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2009年1月17日放送
質問1 修道院でビールをつくるのはなぜですか?
答え
答え1 飲むに適する水を確保するのが難しかったヨーロッパの地方では、ビールやワインつくりが盛んになりましたが、中世のヨーロッパでは、「ビールは液体のパン」「パンはキリストの肉」と考えられており、キリスト教の修道士の間でビールが盛んにつくられるようになりました。
修道院は、知識と経験豊かな人材の宝庫でもあり、そこでつくられたビールは品質的にも優れていたので、次第に醸造量も増えて一般の人にも飲まれるほど広まりました。 このころのビールは栄養補給や医療にも利用されていたようです。 修道院では修行以外の地域貢献活動もする一方、自分達の生活費の足しとして財源確保のためにも、ビールつくりが盛んになっていったわけです。 中世の末頃には民間でもビールづくりが開始されました。
ベルギービールにはトラピストビールという上面発酵ビールがありますが、特定のトラピスト会で生産されているもののみをそう呼ぶことができます。このほかに修道院ビールと呼ばれているものは実は修道院からライセンスを受けて民間の企業で作られているのです。
答え
質問2 柚子を使ったホットドリンクを教えてください。
答え
答え2 柚子は中国の長江上流の西域が原産とされ、日本では飛鳥時代に伝わり、すでに栽培されていたという記録があるようです。
柚子を使った飲み物としては、絞ったジュースをそのままお湯や冷たい水で割って飲んでいただけますが、オレンジジュースやみかんジュースとブレンドすると、独特のすっぱさが和らいで飲みやすくなります。 葛湯に柚子を絞って入れても寒い季節にはぴったりです。
韓国料理でも定番になっている柚子茶は、柚子を砂糖やはちみつに漬け込んでジャムのようにしたもので、これをお湯に溶いて温かいドリンクとして飲むのが一般的です。 瓶詰めなどで市販されていますが、ホームメードの柚子茶も簡単に作れます。 柚子10個くらいをよく洗って水気を切って、へたを取り除き、柚子を縦に切ります。種を取り除き、短冊状に切ります。 砂糖は目安として柚子と同量か、7、8割り。はちみつは適当にお好みで。広口のガラス瓶に柚子と砂糖を交互に重ねるようにして入れたら、しっかり蓋をして涼しいところで2週間ほど寝かせます。 紅茶や緑茶、ミルクに溶かしいれてもおいしいですよ。
答え
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