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2008年12月06日放送
質問1 アロマホップってどんなホップですか?
ホップにもいろいろな種類があるのでしょうか?
答え
答え1 ホップは麻科の蔓性の植物で、ビール独特の苦味をだすために欠かせない原料です。 ビールの歴史と同じくらい昔から用いられてきました。 ホップには香りの高いアロマホップと苦味の強いビターホップがありますが、 植物として見た目には、ほとんど差はありません。
アロマホップは特にビールの香りをつけるのに大きく影響します。ヨーロッパ産のものがよく用いられています。 ホップの雌株の中にある黄金色の粉「ルプリン」がビールに独特の香り・爽やかな苦味・泡立ちを加えます。 ルプリンの中には数々の香りの素となるエッセンスオイル成分と、苦味成分が造り出されますが、 ホップの種類によって、香りのエッセンス成分の量が多いものもあれば、苦味の成分の量が多いものもあります。 苦味の成分は、熱を加えることにより麦汁に溶け出しますが、香り成分は、揮発性が高く、麦汁の煮沸のどの段階でどのタイプのホップを投入するかによって、ビールの味わいも変わってくるのです。
また、ホップには風味のほか、ビールの泡持ちをよくする働きもありますし、ビールをきれいに澄んだ飲み物にする役割もあります。
答え
質問2 大紅袍(だいこうほう)という烏龍茶について教えてください。
答え
答え2 ウーロン茶の名産地、中国福建省の中でも大紅袍の樹がある武夷山(ぶいさん)は、岩が隆起して出来た 奇岩が連なり、山間を流れる水は清らかで、風光明媚なこの地は世界遺産に登録されています。 土壌や気候条件などが、とてもお茶づくりに適しているのです。
武夷山で摘み取られるお茶を武夷岩茶(ぶいがんちゃ)といいますが、中でも大紅袍は、ウーロン茶のシンボルといえます。 古くから皇帝に献上されてきたといわれるお茶で、「岩韻(がんいん)」と呼ばれる、飲んだときに奥のほうからこみ上げてくる力強い香りや味わいと、蘭の花のように香る余韻が特長です。
350年あまり前から知られ、原木から挿し木されて現在6本ある茶樹は管理人によって守られています。 一時期のオークションでは20gが300万円ほどの値段までついたこともあります。
おいしく飲むには、急須で入れる場合茶葉の量は2,3つまみ(3〜5g)。 およそ90度の熱いお湯を注ぎ、1分間以上待つことがポイントです。 とっておきのお菓子とともにいただきましょう。 中華菓子はもちろんですが、練りきりや羊羹のような和菓子やケーキやマカロンなどの洋菓子にもぴったりです。
答え
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