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2008年11月29日放送
質問1 ブランデーにはどんな種類があるのですか?
答え
答え1 ブランデーの分類は大まかにいうと2種類です。 一つは、ぶどうを原料にした一般的なグレープブランデー。 もうひとつは、りんごやさくらんぼなどの、ぶどう以外からつくられるブランデーです。
グレープブランデーには、コニャック、アルマニャック、マール、グラッパなどがあります。 一方、ぶどう以外からつくられるブランデーには、さくらんぼが原料のキルシュワッサー、りんごが原料のカルヴァドスなどがあります。
原料の葡萄は、ワインに比べて糖分が少なく酸味が強い白ブドウ品種が一般的に使われます。
作り方は、まずブドウを発酵させてワインにしてから蒸留し、オーク樽で熟成させて作られます。 ブドウ品種の違いに加えて、蒸留方法や樽の違いが、それぞれの個性を生むことになります。
また、白ワインで醸造に使った残りを搾り取って作るブランデーがフランスではマール、イタリアではグラッパといいます。 一方、ぶどう以外から作られるブランデーですが、りんごを原料とするカルヴァドスはフランス北部、 ノルマンディー地方カルヴァドス県で製造されます。リンゴに由来する甘い香りが特徴です。
このように、産地、原料でさまざまな風味を楽しむことができるのもブランデーの魅力と言えます。
答え
質問2 缶コーヒーは、なぜ缶のサイズが小さいのですか?
答え
答え2 缶コーヒーは1960年代に、日本のメーカーが開発、発売したものなんです。
最初、缶コーヒーのサイズは250g缶が主流で、1972年の日本万国博覧会を契機に、一気にポピュラーな飲み物になりました。 このころに、量を少なくするかわりに美味しさをアピールした190g缶が登場しました。 その後の、自動販売機の普及や、季節ごとにホットやアイスで楽しむスタイルが消費者に広がるにつれて、190g缶のサイズが定着したようです。
ちなみになぜ190gかというと、これにはちょっとしたエピソードがあります。 車を運転中に、眠気覚ましにサービスエリアでコーヒーを一杯飲もうとしたら30分も並ばなければならなかった、という話があり、このことからコーヒーを飲むのに、もっと手軽で、しかも喫茶店で飲むような本格的なコーヒーを、というイメージを膨らませてできたのがこの190g缶だと伝わっています。
今ではほとんどが小さいサイズですが、現在250g缶もコーヒーのタイプによっては利用されています。
答え
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