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2008年11月15日放送
質問1 毎年ボジョレー・ヌーヴォーを楽しみにしています。今年の出来はどうですか?
答え
答え1 ボジョレー・ヌーヴォーの解禁日は毎年11月の第3木曜日、今年は11月20日です。 今年は天候の影響もあり、昨年に比べて粒が小さめで収穫量が少なかったようですが、その分果実の凝縮が高く、香り、味わいともに質の高い、骨格のしっかりしたワインに仕上がっているとのことです。
色が美しく、フルーティな香りはジャムやカシスのようで、タンニンも柔らかではっきりした味わいだそうです。 また、ボジョレー以外の地方にも、様々なヌーヴォーがありますが、国産の新酒もなかなかですよ。 こちらはもう出回っていますね。一度飲み比べてみてはいかがでしょうか。
ボジョレーヌーボーは赤ワインですが魚料理や生牡蠣にもよく合います。 他にも、きのこ料理など季節の素材を生かしたお料理でお楽しみください。
答え
質問2 お土産にもらったプーアール茶が、大きな丸の形にギッシリと固まっています。
どうやって飲んでいったらいいのでしょうか?
答え
答え2 プーアール茶は麹菌で緑茶を発酵させ、さらに熟成させた茶葉で、後発酵茶と言われる黒茶の代表的なものです。 葉を重ねて熟成、保存するので大きな塊になっているのが特徴です。
円盤状のものや鳥巣やきのこのようなユニークな形をしたものがあります。
長期間発酵させた独特の風味が珍重されることもあり、数十年というビンテージものまであります。
これを、ある程度の塊のまま湯のみ茶碗に入れ熱湯を注いだり、あるいは砕いて急須に入れて飲んでもよいでしょう。 独特なカビ臭さを取り除く為、一煎目は洗い流して次のお茶を味わう飲み方もあります。 最初はカビ臭さがが少し気になりますが、慣れてくると、これも深い味わいとして好まれています。
保存は密封容器にいれて冷暗所で。冷蔵庫にいれておくのもよいでしょうが、急な温度変化や湿気を避けるようにしてください。保存状態がよければ、一度ほぐした状態でも2〜3年は美味しく頂けます。
プーアールというのは地名で、千年も前から産地である雲南のプーアールからチベット、さらにもっと先を目指してロバの背で何千キロも運ばれました。そのため固形にすることが必須だったのですね。 中まで乾燥できなかった茶葉にはカビがはえ、もともとは緑茶でしたが、黒いものができて本来のお茶の香りも変化してしまったのでしょう。 プーアール茶は、究極の緑茶ともいえます。
答え
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