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2008年9月13日放送
質問1 ビールのプリン体表示はどこを見たらいいのですか?
答え
答え1 プリン体の量については、成分表示が記されている近くに書かれていることが多く、 また各メーカーのホームページにも掲載されているようです。
プリン体というのは、動物や植物の細胞の核に含まれている成分で、ビールの原料である麦のほか、 肉、魚、野菜など食物全般に含まれているものです。 人の体の中でプリン体は分解され尿酸に変化します。 この尿酸は、通常は体の中で一定量に保たれていますが、体質や激しいスポーツ、プリン体が多量に含まれる食べ物の過剰摂取など、様々な生活上の要因でそのバランスが崩れてしまうことがあり、 その際に体内に過剰に蓄積されて痛風を引き起こす要因となります。
通常、ビールには100mlあたり、およそ5〜10mg程度、麦の使用量が少ない発泡酒にはそのおよそ半分量のプリン体が含まれています。 100mlあたりで比べれば、日常の食品は10倍から100倍程度含まれていますから、ビールが決して多いわけではありません。 発泡酒などで低プリン体などと特徴をうたっている製品は、一般的には原料の麦芽や大麦などの使用量を減らすことによって、プリン体を減らしています。
答え
質問2 製氷室の氷が、日にちが経つと小さくなってしまうのは何故ですか?
答え
答え2 氷が小さくなっても、減ったはずの水分が水になって製氷皿などにたまっていませんね。 これは昇華現象といわれるもので、氷という固体から、水という液体を経過しないで、直接水蒸気になってしまう現象です。ドライアイスなども同じ現象です。 この昇華現象は湿度や気圧、温度など一定の条件下で起きます。 冷蔵庫は霜取り装置によって、扉の開け閉めで入り込む外気や食物などから発散される水蒸気を早く排出し湿度を低く保つようになっています。 また、早く氷を作るために製氷室に冷気を吹き付けているのですが、この機能自体が、氷の昇華を早め、 小さくしてしまうことになるのです。 氷を密封容器に入れておくと、小さくなるのをある程度防ぐことは出来ます。
答え
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