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2008年8月16日放送
質問1 ヨーロッパではよく飲まれているという白ビールについて教えてください。
答え
答え1 日本でよく飲まれる一般的なビールは、黄金色をしたピルスナータイプですが、白ビールには確かに色が白っぽいものが多いです。 白ビールは通常、原料として小麦や小麦麦芽を使います。 小麦は、日本でよく飲まれているピルスナータイプの原料である大麦や大麦麦芽に比べて色が淡く、仕込途中での色づきも小さくなり、結果的に白っぽい色合いのビールになるのです。 このタイプのビールは、酵母を濾過せずそのまま残している場合が多く、また発酵方法も、発酵が進むと発酵液の表面上に浮かび上がってくる上面醗酵酵母を使用して作られるので、日本でよく飲まれるビールとは異なる独特のフルーティな香りが特徴です。
例えば、ベルリナーワイスというドイツのベルリンで作られているビールやドイツのバイエルン地方でよく作られる ヴァイツェン、ベルギーの白ビールなどが有名です。
答え
質問2 アイスティーを自宅で作ると必ず濁ってしまいます。濁りを防ぐにはどうしたらいいでしょうか?
答え
答え2 アイスティーが濁るのは、紅茶に含まれるタンニンとカフェインが冷やされることによって結合しておこる現象で、 クリームダウン(またはミルクダウン)といいます。 これを防ぐためには、タンニンの含有量が少なめな茶葉を選ぶことと、紅茶を淹れる時に長時間蒸らしすぎないことなどがポイントです。
ミルクティーに合うコクがあり濃いタイプの紅茶は、基本的にタンニンが多い傾向にありますので、 比較的濁りにくい茶葉を産地別に選ぶとすれば、ダージリンやセイロン、インドネシア、その他アールグレイなどのフレーバーティーはおすすめです。。
また、最初にホットティーを作った段階で、たっぷり砂糖を加えておくことで、タンニンとカフェインの間に砂糖が入り込み、結合を妨げてくれることが期待できます。 なお、人間の味覚は冷たいものに鈍感になりやすいので、甘みをつける場合にはホットティーのときより1.5倍〜2倍のグラニュー糖を加えるとよいでしょう。そして、氷をたっぷり入れたグラスに注ぎ、一気に冷やすのがポイントです。
クリームダウンしても、見た目が変わるだけで、味わいや成分に大きな影響があるわけではありませんが、 特にアイスティーはグラスに注いだときの透明感がおいしさをより感じさせてくれますので、茶葉の選び方、 淹れる時間などに注意して作ってみてください。
答え
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