2008年8月09日放送 韓国の焼酎は、日本のものと味が違うのですか？ お酒はそれぞれの国の食文化や歴史と大変関係が深いのです。 一般的に韓国焼酎は、韓国の食文化を代表するような辛い料理や焼肉に合う、少し甘めの味わいをもっています。韓国焼酎の原料は米や麦、糖蜜、とうもろこし、芋の一種であるタピオカなどが使用されていますが、 韓国では、原料となるアルコールを韓国政府が一括管理して、安心・安全な原材料のみを使用し、 メーカーに支給する仕組みになっています。 しっかり冷やしてストレートで飲むことが一般的ですが、ソーダや水割りにしてレモンなどを添えてもよさそうです。 日本には和食のほか、様々な料理にも合うように開発された製法で作られた、すっきりした味わいの韓国焼酎が輸出されています。 こちらは水割り、ソーダ割り、ロックなどのほか、緑茶割りなどのカクテルはじめ幅広いアレンジでお楽しみいただけます。 牛乳のＥＳＬ製法について教えてください。 ESLとはExtended Shelf Life（エクステンデッド・シェルフ・ライフ）の略で、賞味期限延長というような意味です。 普通の牛乳の場合は約120〜130℃の高温で、1〜3秒程度の殺菌を行い、 賞味期限は未開封で製造から１週間程度になっています。 一方、ESL製法の牛乳は、普通の牛乳と同じく生乳を高温で殺菌、充填したものですが、 製造工程を無菌状態に近づけるなど、高度な衛生管理技術で製造することにより、 賞味期限を製造日より１０日から2週間程度にまで延ばすことができるようになりました。 ESL製法とは別に、ＬＬ（Long Life）牛乳という長期間日持ちする牛乳がありますが、 こちらは約135〜150℃の高温で、1〜3秒程度の殺菌をし、光や空気を遮断するアルミ箔張りの紙容器に無菌状態を保った方法で充填しています。 常温保存が可能で、６０日程度の賞味期限になっています。 いずれにしても製法や容器が普通の牛乳と違うだけで、保存料などの添加物が入っているわけではありません。 なお、賞味期限とは、おいしく飲める期限の目安で、その日を1日過ぎたらすぐに飲めなくなるわけではありません。一度開封した場合は冷蔵庫で保存し、お早めにお飲みください。

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