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2008年6月14日放送
質問1 コルク栓の上に、紙の封をしてあるワインを見かけたのですか、あれはどんな意味があるのですか?
答え
答え1 お問い合せの紙の封は、イタリアワインやギリシャワイン、ポルトガルのポートワインなどにつけられることのある ワインの等級を保証する紙のことだと思います。
よく目にするのは、イタリアワインのピンク色の紙の封だと思いますが、これはイタリアワインのうちDOCGという 一番上の等級のワインに貼られています。 必ずしも封の形ではなく、瓶の口にピンク色の紙が巻かれたものもありますし、同じDOCGでもそのような紙は貼られていないものもあります。 紙が貼られていなくても、ラベルには記載がありますので、ラベルを見れば等級は確認できます。
イタリアではワインの格付けが法律で4段階に決められています。 決められた産地で採れたぶどう品種を使って、決められた製法で作られたワインは高級ワインとして、 DOCやDOCGの称号が与えられます。
ただし、現在イタリアワインには、決められたぶどう品種や製法以外の自由な製法で製造され、 等級の枠に当てはまらないワインにも世界的に高く評価されるワインがありますので、 この紙の封が貼られていなくても、色々試して、お気に入りの1本を探してみてください。
答え
質問2 缶ジュースで果肉が入っているものがありますが、どうやって細かい粒々にしているんですか?
答え
答え2 粒々の入ったジュースはその食感も楽しいですよね。 グレープフルーツやレモン、オレンジの房から粒だけを別にする方法は、 一般的には果物の外側の皮を剥いた後で、水圧で一房一房に分離します。 その後は、アルカリ性の溶液、といっても体には全く無害ですが、これで外側の膜を溶かしてから、 更に水圧で一粒一粒のさのう、いわゆる粒粒に分離します。
溶液を使わずに分離する方法もあって、例えば、サントリーのゴクリという商品は、 まるごとの果物から、果汁と粒粒を一緒に搾り出して、 その後で果汁と粒粒に分離するという方法を使っています。 なお、粒の量は、1缶ごとに重量を計算して加えていますので、1缶に入っている量は同じです。
答え
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