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2008年5月10日放送
質問1 麦焼酎に使われる麦について教えてください。
答え
答え1 麦焼酎の原料である麦は、ほとんどの場合大麦が用いられています。 麦類は大麦、小麦、ライ麦、オート麦など、その種類は多く、世界中で栽培されている穀物で、酒類の特徴や国によってさまざまな原料麦が使われていますが、ビールや麦焼酎など、お酒の原料として使用されることが 多いのは二条大麦です。 穂に2列だけ実をつけることから二条大麦とよばれていて、麦に含まれるタンパク質や炭水化物の量や質が お酒の原料に適しているのです。
ほかに、6列ある穂にすべて実をつける六条大麦もあって、二条大麦と比べると粒は小さく、 こちらは麦茶の原料によく用いられています。
麦焼酎は穀物感のある香ばしい香りと、豊かな味わいが楽しめます。 まずはストレートで、それからロック、水割りなどお好みでお召し上がりください。
答え
質問2 レモンティーのレモンはどのくらいで取り出したらいいのでしょうか?
答え
答え2 レモンティーに入れるレモンは薄めのスライスにし、香りを移すだけにして、軽く2,3回かき混ぜる程度でさっと取り出します。スプーンなどでレモンを押して果汁を出そうとすると、レモンの皮から渋みが強く出てしまいます。 レモンの皮から出るレモンオイルには、紅茶に含まれるタンニンと化合して渋くなってしまう性質があります。
レモンティーに向いている紅茶としては、スリランカのディンブラや、インドのニルギリ等をお勧めします。 また、レモンティーを飲むときに作る紅茶は、ストレートタイプの紅茶と同じぐらいに、軽めに抽出することをお勧めします。 ところで紅茶の本場と言われるイギリスではミルクティーが主流で、レモンを入れた紅茶はレモンティーと言わず、ロシアンティーと呼ばれています。 日本ではロシアンティーというとジャムを入れたものを呼ぶことが多いですね。
イギリスでレモンティーのことをロシアンティーと呼ぶようになった背景には、19世紀末、ビクトリア女王がロシア王室を訪れたときに、ビクトリア女王がレモンを浮かべた紅茶を振舞われたことに感激したことから、ロシアンティーと呼ぶようになったのがその由来ともいわれています。
答え
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