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2008年4月26日放送
質問1 日本酒に使われる米と、普段食べている米は違うのですか?
答え
答え1 お米は大きく分けて、うるち米ともち米に分かれますが、日本酒造りに使われるお米は、うるち米です。 うるち米には、酒造りを目的として開発された「酒造好適米」と、私たちが普段食べている一般米の2種類があります。 日本酒の多くは、この一般米だけを使ったり、一般米と酒造好適米を併せて使っていて、「酒造好適米」だけで造ったお酒は、一部の吟醸酒などに限られています。
「酒造好適米」は、一般米に比べて、粒が大きく、また、米の中心部にある心白(しんぱく)という部分が大きくて、タンパク質や脂肪が少ないのが特長です。 そのため、精米や麹造り等の酒造りの工程上、処理がしやすいという利点があり、雑味が少なくて、旨みのある芳醇なお酒に仕上がります。代表的な銘柄として、山田錦、五百万石など全国で約30品種が、都道府県別に産地指定を受けています。
ただ、旨味のもとであるタンパク質や脂肪分が少ないため、食べても、パサパサして美味しくはありません。 最近では、一般米の「コシヒカリ」「ひとめぼれ」といった有名なブランド米を使ったり、 有機栽培米や、地域独自の品種を使用するなどの、バリエーションも広がってきているようです。
答え
質問2 牛乳瓶はどれも形が同じですが、決まりごとがあるのですか?
答え
答え2 牛乳の容器に、ガラス瓶が使われはじめたのは、明治中期から大正初期にかけてです。 昭和の初めに、無色透明のガラス瓶に、王冠または紙製のキャップを使用する事が法律で定められました。 実は、市販の牛乳の容量は、昭和初期から昭和45年頃までは180mlが主流でしたが、 昭和45年以降は200mlの瓶が中心となりました。 20ml増量となったきっかけは、昭和45年に、学校給食用の牛乳の標準容量が200mlに策定されたためです。これ以後、給食に限らず、市販の牛乳の容量も切り替わっていきました。
牛乳は、殺菌処理が義務づけられているため、牛乳瓶は、加熱殺菌工程に耐えられる強度が必要です。 また、リユース上の耐久性も必要なために、長い間、肉厚のガラス瓶が採用されていました。 しかし、数年前から瓶の表面を樹脂コーティングして、耐久性を高めることで、薄型・軽量化を実現し、 これまでのイメージとは異なるスリムな牛乳瓶が、宅配用などで使われるようになっています。 使用原料や配送コストが抑えられるので、環境に優しい牛乳瓶と言えますね。
答え
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