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2008年4月12日放送
質問1 お酒を飲む前に牛乳を飲んでおくと胃に膜をつくるって本当ですか?
答え
答え1 牛乳を事前に飲むことで、胃壁に膜ができるというより、牛乳に含まれる成分が胃粘膜を保護するのに有効だ、という実験結果があります。
楽しく体に負担を掛けないお酒の飲み方をするには、食事と一緒に、あるいは何かをつまみながら飲むことがよい、と言われています。空腹状態でたくさんの、またアルコール度数の高いお酒を飲むと、胃腸を刺激して炎症を起こしたり、内臓器官の障害を招くことにつながりかねません。
栄養のバランスのとれたもの、良質のたんぱく質や脂肪分を含む食品はアルコールの分解を手助けする機能が働き、また、ビタミンやミネラルは肝臓の機能を保つのに有効です。そのひとつが牛乳やチーズなどの乳製品です。アルコールによる胃の粘膜への刺激を緩和し、アルコールの吸収のペースもゆっくりになりますし、血液中のアルコール濃度も低く保てます。これは、乳製品に限らず卵や肉、魚、豆腐などでも同じような効果が期待できます。
とはいうものの、特に揚げ物などたくさん食べればカロリーオーバーになりますので、お酒の量も、つまみもほどほどにお勧めしたいものです。
答え
質問2 イタリアで飲んだコーヒーがかなり濃かったんですが、コーヒーの焙煎の仕方が違うのでしょうか?
答え
答え2 コーヒーにはカフェイン、糖類、たんぱく質、アミノ酸など様々な成分が含まれていますが、これらは焙煎によって化学変化を起こします。  この焙煎の温度と時間で同じ豆でもコーヒーの風味は大きく変化するのです。
焙煎は豆の色の度合いで浅煎り、中煎り、深煎り等、色々な呼び名があります。 またイタリアンロースト、フレンチローストなどと土地の名前もついていますが、イタリアンが一番深いローストで、 エスプレッソに用いられることが多いです。 エスプレッソはコーヒー豆を深煎り焙煎して細かく挽き、専用の器具で圧力をかけて短時間で抽出した、 風味に厚みのある色も濃いコーヒーです。 イタリアでコーヒーと注文するとほとんどの場合このエスプレッソが出てきます。
ちなみに、エスプレッソという単語の語源は、「急行、急速」を意味するという説が多いですが、 「特別に、あなたのために」を意味するという説もあります。 20世紀初めにイタリアで考案された最初のエスプレッソマシンが、一杯ずつ抽出する方式で好評を博したことから、と言われています。
答え
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