バックナンバー
2008年4月05日放送
質問1 缶入り紅茶の口は内側に折れているため、振っても逆さにしても最後の茶葉が取り出せなくて困ってます。
なんで紅茶の缶の口はあんな形をしているんですか?
答え
答え1 まず紅茶缶の形の由来についてご説明します。 四角い形の紅茶缶はお茶を輸入する際に使用していた「ティーチェスト」と呼ばれるベニア板で作られていた 輸送用の四角い箱型の入れ物が原型という説があります。 デッドスペースを生まない効率的な形として、上に積み重ねられるという利点もありました。
そして、四角い形に丸型の取り出し口になっていることについては、ふたつの理由が考えられます。 ひとつは、紅茶の新鮮な風味を保つために、できるだけ空気に触れる面積を少なくすること。 もうひとつは、四角型に丸型の取り出し口を作ることで、紅茶缶のゆがみ防止につながっているそうです。 実際に、四角型に丸型の取り出し口のある紅茶缶は、どんなに力を加えても、簡単に形がゆがむことがありません。 以上のような理由から、紅茶缶独特の形が継承されていると考えられ、結果的に、茶葉が取り出し難いような形状になってしまっているのです。
答え
質問2 醸造アルコールって何ですか?
答え
答え2 「醸造アルコール」は、糖蜜などの糖を含む物質や、米、とうもろこしなどのデンプン質を原料として醸造し、 蒸留されたアルコールのことで、食用に使われるアルコールの一つです。 清酒を造るときに、もろみに適量の醸造アルコールを添加すると、香りが高く、スッキリした味となるため、 清酒の副原料として用いられます。 また、清酒を腐敗させる乳酸菌の一種である火落菌(ひおちきん)の増殖を抑える役目もあります。 ただし、清酒を造る際に使用できる醸造アルコールの量は決められており、吟醸酒や本醸造では、 お酒の原料である白米の総重量の10%以下に制限されています。 純米酒や吟醸酒などでは、醸造アルコールを使用しないで造られているものも、勿論あります。
醸造アルコールそのものは、無色透明で香りやクセのない、すっきりした味わいの甲類焼酎に近いもので、 そのまま飲むこともできます。 料理用の日本酒は、通常の清酒と製法は同じです。通常の清酒同様、醸造アルコールも使用しています。
答え
バックナンバーはこちら

サントリーお客様センターはこちら

|久米宏 ラジオなんですけど |TBSラジオトップ | TBSメインページ | もくじ・牽引 |

Copyright(C) 1995-2024 TBS RADIO,Inc. All Rights Reserved.