2008年3月15日放送 ヒレ酒は飲む前にお酒の表面を火をつけますが、あれは何のためなんですか？ ヒレ酒を飲む前にお酒に火をつけるのは、アルコール分を飛ばすためと、アルコール分が飛ぶことによって お酒の味がよりマイルドになる、また、ヒレにも火があたり香ばしさが一層引き立つから、等といわれています。 ヒレ酒は、熱々の日本酒に焼いたフグのヒレを入れた、日本酒の楽しみかたの一つですね。 おいしいヒレ酒を作るコツは、まずはフグのヒレを弱火でじっくり焼くことです。ヒレの表面だけでなく、 中までしっかり火が通らないと、なま臭い味のヒレ酒になってしまいます。使う容器は必ず蓋付きで、事前に温め ておきましょう。 焼きたてのヒレをいれてから、沸騰寸前に温めた日本酒を注いだらすぐに蓋をします。 少し置いて、フグヒレの旨みがお酒に溶け出したころあいを見て、摺ったマッチやライターなどの火を 蓋をずらしながら近づけると、ボッとお酒に火がつきます。 再度また蓋をして、さらにヒレの旨みが出たころあいを見計らって、是非、熱いうちに召し上がってください。 ヒレ酒の旨みはアミノ酸の旨みで、和食文化の一部と言ってもいいと思います。 同様に、イワナやヤマメ、アユなどの骨酒（コツザケ）も日本ならではの楽しみですよね。 ただ、香ばしさと、旨み成分でお酒の味もマイルドになりますので、飲みすぎにはご注意ください。 グレナデンシロップってどういうものですか？ グレナデンシロップのグレナデンとは、果物のザクロのことで、ザクロの風味のする甘いシロップです。 一般的には、エッセンスと色素を配合した無果汁のものと、ザクロの果汁を加えたものと、2種類あります。 ご自宅でも、ザクロの実を絞って、濃いめにつくった砂糖水と混ぜてつくることはできますが、 ザクロは余り水分が多くないですし、きれいな色のまま長期の保存は難しいです。 グレナデンシロップはカクテルに使われることが多いのですが、シャーベットやゼリーなどにもよく使われます。 また透き通った赤い色があざやかなので、生クリームにピンク色をつけたい時にも使えますし、 クッキーに模様を書いたりするのに使うアイシングの色づけに使うと、とてもきれいなピンク色になってお勧めです。 フルーツシロップは、グレナデンシロップのほかに、メロンシロップとかストロベリーシロップなどもあり、 かき氷などにも使われることでおなじみですよね。

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