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2008年2月09日放送
質問1 “その他の醸造酒1”の数字の1とは、何ですか?
答え
答え1 “その他の醸造酒”というのは、穀類、糖類、その他の物品を原料として発酵させた酒類で、他の酒類、 たとえばビールや発泡酒、焼酎などに分類されず、アルコール分が20度未満で、エキス分2度以上のものとされています。 いわゆる新ジャンルのお酒では”その他の醸造酒(発泡性)1”と表示されているものをよく見られると思います。
ビールは麦芽、ホップのみを原料としたもの、または、麦芽、ホップの他に酒税法で使用が認められた限定された副原料を使用したものとされていますし、発泡酒は麦芽又は麦を原料の一部としていますが、使用できる副原料に制限はなく、麦芽使用割合により税率が異なっています。新ジャンル製品の場合、1というのは酒税の 特別税率が適用されていること、つまり税金が少し低いことを示しています。
2は特別税率が適用されていないことを示していますが、適用されない製品を作る企業はないので、 2の表示がある製品は実際には存在していませんし、3や4など後の数字もありません。 また新ジャンル製品ではリキュール(発泡性)1と表示されているものもありますが、これは発泡酒とスピリッツの混成酒です。
答え
質問2 ティーカップはカップの内側が白い無地になっているものが多いですが、
それはなぜですか?
答え
答え2 紅茶は広がりのある香りと色の濃さ、透明感などを楽しみ、これが品質の評価ともなるので、口が広く浅め、 内側には模様のない白いカップが一般的に好まれているようです。 一方コーヒーは温度が下がるにしたがって苦みが強く感じられるため、保温性のある厚めで縦長のカップが用いられることが多いようです。
茶器は17世紀にお茶とともに中国から伝えられ、貴族の間で珍重されました。 明の時代から透き通るように白い磁器がヨーロッパに渡ってき始めましたが、この白くて薄く、しかも丈夫な茶器で紅茶を飲むことは何よりの贅沢であったのではないでしょうか。
ドイツのマイセン、オランダのデルフトなど、ヨーロッパでも硬質の白い磁器が作られるようになりましたがまだ非常に高価なものでした。 高価な輸入品に頼っていたイギリスでは、18世紀になって牛の骨灰を入れたボーンチャイナを生み出しました。 磁器に比べて強度が強く丈夫、薄く白いので、色鮮やかな模様を描くことができます。 紅茶の世界では大変意味のあるものとなったのですね。 もちろん現在ではさまざまな陶磁器がありますので、白いものに限らずお好みのカップが用いられています。
答え
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