バックナンバー
2008年2月02日放送
質問1 なぜ酒場のことを「バー」というのでしょうか?
答え
答え1 「バー」という言葉の由来は諸説あるようですが、19世紀のアメリカ、みなさんご存知の西部劇のサロンにあると いわれています。 カウボーイたちを相手に店の主人が、境界線替わりにハードルのような一枚の板を置いて、 酒を振舞ったのが最初といわれており、この板のことをバーと言ったのです。
バーとは一枚のカウンターを隔てて、サービスに徹する店主またはバーテンダーと、訪れる客との『くつろぎ空間』 ともいえますね。 このように、『くつろぎ空間』としてのバーの原点は氷河期の終わろうとする中石器時代にまで遡ります。 勿論記録は残っていませんが、人類の祖先は洞窟で火を炊き、身を寄せ合い、肉を焼き、蜂蜜酒を飲み、 夜の明けるのを待っていたことが、洞窟酒場の始まりと言っていいかもしれません。
ちなみにバーテンダーは、海外ではバーマンとか、バーキーパーなどと言われ、カクテルを作るだけでなく、 酒場の責任者といった意味合いもあります。 なお、パブは酒場の一つで、ある一定の地域の社交場、パブリックハウスとしてスタートしたものが、 時代とともに酒を提供する場へと変化して、現在ではフードもある飲食形態といったところですが、 実際にはバーでもパブといっているところもありますので、定義づけはむずかしいです。
答え
質問2 日本茶、中国茶はよく飲みますが、韓国の特徴的なお茶って何ですか?
答え
答え2 韓国といえば人参茶が有名ですが、他にも復活した韓国伝統茶として生姜茶、柚子茶、五つの味がする 五味茶(おみじゃ)や、はと麦茶をはじめ菊茶、かりん茶、梅茶、なども土産物店などで売られています。 韓国では、中国や日本のように日常生活の中でお茶を飲む習慣はありませんでした。 古くは7世紀に中国の王朝だった唐からお茶を輸入し、その後宮中や仏教寺院で韓国の伝統的な茶道が 盛んであったとの記録があり、南部地方ではお茶の栽培も行われていましたが、今ではチャレ(茶礼)という 儒教の儀式にその名を残しているだけです。
現在の一般家庭では普通、食事の後にお釜の底のおこげにお湯を注いで作る、香ばしいスンニュン を飲んでいます。電気釜が一般的になった近代では、スンニュンの代わりに麦茶やとうもろこし茶などを 飲む家庭も多くなっています。最近では、緑茶の効用が注目されるようになり、緑茶も飲まれますし 煎茶の愛好家による韓国茶道も普及しています。
答え
バックナンバーはこちら

サントリーお客様センターはこちら

|久米宏 ラジオなんですけど |TBSラジオトップ | TBSメインページ | もくじ・牽引 |

Copyright(C) 1995-2024 TBS RADIO,Inc. All Rights Reserved.