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2007年12月15日放送
質問1 季節限定で作られるビールは、何が違うのですか?
答え
答え1 季節限定のビールや発泡酒は、春は桜、秋は紅葉など缶のデザインからも季節感が楽しめるものとしてすっかり定着しています。味わいや炭酸ガスの強さ、アルコール度数、麦芽やホップの種類などを工夫して、それぞれの季節にあった味わいを出しています。例えば、秋の製品であれば、秋の味覚によくあうよう、深くて香ばしい味わいに設定したり、夏であれば、炭酸のガス圧を高くして、暑い夏によく合う心地よい刺激が楽しめるようにしたりという具合です。なお、メーカーによって発売時期は若干異なりますが、季節を先取りして発売されることが多いようです。冬限定ビールなら早い場合で10月頃から、という時もあります。季節の一足先を行く季節限定ビールや発泡酒で、食卓に季節感を演出するのも楽しいですね。
答え
質問2 ペットボトルの蓋をなくしたとき、他のペットボトルの蓋で代用しようとしたのですがうまく閉められませんでした。
大きさが同じでも合わないのはなぜですか?
答え
答え2 ペットボトルの口の大きさに公的な規格はありませんが、一部の広口ボトルを除いて一般的に口径は同じです。そのため蓋の大きさや深さもだいたい同じなのですが、ネジの部分が異なるものがあります。一般的なものは、螺旋状に1本のネジ山があるもの。もう一つは、ネジ山が2本、つまり、螺旋状に2本のネジ山が平行してあるものです。大きさが同じなのに蓋が合わなかった原因は、おそらくこれによるものと思います。これは、キャップの性能や構造によるもので、中に詰める飲料の製法や工場の機械設備などによって使い分けられています。
ペットボトルのキャップはどれも同じように見えますが、よく見ると色々な工夫がされています。例えば炭酸飲料の炭酸ガスが先に逃げられるように、ネジ山やキャップにスリットと呼ばれる切れ込みがあるものや、中味を詰めた後にボトルの口部分を洗浄できるように、キャップの上から5ミリ程度のところに短い切れ込みが入っているもの、炭酸飲料のキャップでは内側にパッキンがついていたり、と中味の特徴に合わせて、開ける時の力や中味の密封性などを確保しています。このように、それぞれの容器にあったキャップがつかわれているので、違うキャップを被せた場合、一見きちんと栓ができているようでも、これらの性能が発揮できない場合もありますのでご注意ください。
答え
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