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2007年11月10日放送
質問1 ボジョレーヌーヴォーを予約しました!
今年の夏はヨーロッパも暑かったようですが、ボジョレーの出来はどうですか?
答え
答え1 ヌーヴォーとはその年に収穫したぶどうを醸造し、11月上旬から出荷されるフランスの新酒ワインのことを言いますが、果実のフルーティーな風味に富み、格別な爽やかさがあります。 ボジョレーヌーヴォーの解禁日は11月第3木曜と決まっています。今年は15日、楽しみですね。 今年はフランスでも春から猛暑が続きました。 ボジョレー地方では、葡萄の生育は例年より早く、収穫も8月には始まりました。 ボジョレーで9月前に収穫するというのは異例のことで、この半世紀でも今年を入れて5回しかありません。 製造所からの報告によれば、今年の特徴として最も魅力的なのは花や果実の香りが溢れているということだそうです。ラズベリーやいちご、赤スグリの香りが非常に際立ち、口に含むと、最初のフレッシュな印象に続き、 新鮮な葡萄の美味しさが広がるのだそうで、一日も早く飲んでみたくなります。
ところで、ボジョレーヌーヴォーというには厳密な基準があり、 その地区で栽培されたガメイという種類の葡萄を使って仕込んだ赤ワインでなければなりません。 同じボジョレー地区の新酒でも白ワインはボジョレー・ヌーヴォーと呼ぶことは許されていません。
答え
質問2 HOTのコーヒーや紅茶には、なぜ受け皿が付いてくるのですか?
答え
答え2 熱いコーヒーや紅茶を冷ますため、受け皿にこぼして飲むという習慣から生まれたようです。 17世紀初め中国からヨーロッパにお茶の習慣が伝わった当初は受け皿はありませんでした。 カップも取っ手のない小ぶりのものでした。 お茶と同様茶器も中国から伝わりましたので、17世紀半ばには、来客向けなど丁寧な飲み方をするときに、 茶托を添えるように受け皿が付くようになりました。  当時の正式な茶の飲み方は、熱い茶を深い受け皿に移し、冷まして飲むことがマナーでもあったそうで、 スープ皿のように深さのあるものだったようです。 お茶やコーヒーを飲む習慣が進むにつれ、カップも大きめになったり、取っ手がついたりしましたが、 18世紀の中ごろまでは受け皿に移して飲む習慣は続きました。 現在と異なり解けにくい塊の砂糖を混ぜるためにスプーンは必要でしたから、 それを置く場所としても皿だけはそのまま今日まで残ったというわけです。
答え
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