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2007年9月22日放送
質問1 ワインのヴィンテージについて教えてください。
答え
答え1 ヴィンテージとは、葡萄が収穫された年を指す言葉です。 葡萄は他の果物と同様に、育った年の天候の影響を大きく受けます。 たとえば雨の多い寒い夏は、うすっぺらな酸っぱいワインを生みがちですし、反対に太陽に恵まれた年のワインは力強く、凝縮された味わいになることが多い、というように、ラベルに書かれたヴィンテージを見ることで、ある程度そのワインの性格を予測することができるわけです。
ヴィンテージの表示がないワインの多くは、異なる地域、異なる年のワインをブレンドして、毎年安定した品質のワインを手頃な価格で提供しているので、毎年同じ味わいが楽しめるというメリットがあります。 一方、ボルドーの著名なシャトーもののように、生産者の個性で人気を呼んでいるワインの場合には、収穫年による品質の違いも飲み手の興味の対象になりますし、またこれらのワインは飲み頃になるまで10年以上かかるような場合も少なくないのでヴィンテージの表示は不可欠です。 産地表示のあるワインではたいていの場合、良い年でも悪い年でもヴィンテージを表記するものが多いのですが、例外はシャンパンとポートワインです。 この二つのワインの場合には、とくに優れた年にしかヴィンテージものをつくりません。
ヴィンテージによるワインの出来・不出来を一目でわかる表にしたものをヴィンテージチャートというのですが、 国ごと、地方ごとに作られていて、たいていは5段階評価になっています。 この表はヴィンテージのよしあしを判断する際の参考になります。ただし、あくまでも「ある一つの地方の」 大雑把な傾向を表したものすぎないので、いい年のワインだからといってすべての醸造元のワインがおいしいわけではなく、悪い年のワインが全部ダメなわけではありません。あくまで目安としてお使いください。
答え
質問2 よく煮込み料理にはコーラを入れる、といいますが、炭酸飲料が煮物をやわらかくするのでしょうか?
答え
答え2 コーラは飲むだけではなく、意外な調味料としても活躍するんですよ。 特に、豚肉や鶏肉を煮込むときに使うと細かい味付けもいらないので、簡単に美味しく仕上がります。 コーラは、その甘みや炭酸の強さであまり気付かない方が多いのですが、意外に酸度が高い(pH値が低い)のです。酸度が高いことで、お酢やワインなどと同じように、お肉が柔らかくなる効果があるようです。最近話題の カロリーゼロタイプのコーラを使えばカロリーが気になる方にも嬉しいですね。 ただ、レギュラータイプのコーラの方がしっかりした味わいになります。 ちなみに、煮込み料理だけではなく、鶏のから揚げの漬け汁の中にコーラを入れると、ジューシーな仕上がりで おすすめです。
答え
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