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2007年8月25日放送
質問1 ワイン1本(750ml)あたり、どのくらいの量の葡萄を使っているのですか?
答え
答え1 果汁の多い葡萄なら、約1kg.で1本のワインをつくることができます。 でも、葡萄の粒を小さくするように栽培した場合、つまり、果汁に比べて、皮や種の割合を増やして、 香味成分を凝縮させた場合や、もともと果汁の割合が少ない品種の場合には、その倍くらい必要になることもあります。 また、果汁の搾り方でも、大きな差が出てきます。フリーランという、自然に流れだす果汁だけを使うと、 量は少なくなりますし、搾った果汁を使えば、量が多くなります。 どんな果汁を使うかでワインの味わいも変わってくるんですよ。
実は、葡萄の樹1本あたり、何本のワインがとれるか、という計算は難しいのです。 棚づくりと、垣根づくりでは、1本あたりの収穫量が十倍以上違うこともあるからです。 代わりに、葡萄畑1ヘクタールあたり、ということなら、たとえば、ロマネ・コンティでは、平均して25hl(2500ℓつまりワイン約3300本)ですが、気軽に楽しめるテーブルワインでは、その6倍の150hl(15000ℓ、ワイン20000本)程度とることも珍しくありません。
答え
質問2 エスプレッソマシンを使わないで、エスプレッソコーヒーを作ることはできないのでしょうか?
答え
答え2 残念ながら、エスプレッソマシンなにしは、エスプレッソをつくることは出来ないんです。 そもそも、エスプレッソとは、深煎りのコーヒー豆を細かく挽き、専用の器具を使って、圧力をかけて短時間で抽出した、濃い少量のコーヒーのことをいいます。
圧力をかけるための、専用の器具は、大きくわけて、直火式と電気式があります。 圧力を加える方法には、蒸気式、ポンプ式、レバーピストン式などがあり、加えられる圧力も1.5気圧程度のものから10気圧を超えるものまで様々で、ある程度圧力の高い方が本格的なエスプレッソになります。 一般的にエスプレッソ抽出には9気圧が理想的と言われています。 ヨーロッパの家庭などで、多く普及している直火式(ポット式)の器具は、最近は、日本でも手ごろな価格で手に入ります。ただし、圧力があまり高くないので、物足りなく感じるかもしれませんね。 いずれにしても、専用の器具なしにエスプレッソをつくることはできないので、様々なタイプの中から、価格やお好みに応じたものを、選ぶことをお勧めします。
答え
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