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2007年8月04日放送
質問1 ビール瓶のリサイクルの仕組みを教えてください。
答え
答え1 環境を守るためには3つのRが大切だと言われています。  ゴミそのものを減らすリデュース、再利用つまり繰り返し何度も使うリユース、そして一旦資源に戻して再び活用するリサイクルです。 回収して何度も使われるビールびんはリユースに当りますが、「戻ってくるびん」と言う意味の「リターナブルびん」という呼ばれ方をします。
何度も使うためにビールびんは丈夫に作られていますが、環境への負担を減らし、取り扱い易くするため、 各メーカーともにびんを軽くする努力も続けています。 飲み終わったビールびんは、専用のプラスチック製の箱とともに回収され、販売されたルートを逆に遡って、販売店から問屋さんを経由してビールメーカーに戻されます。ビールメーカーの工場では、回収した全部の瓶の厳密な品質検査や徹底した洗浄を行った後、中味が詰められて再度出荷されます。 製品として工場から出荷されてから約4カ月程度で工場に戻ってきて、年間で約3回、およそ8年程度は 使用されますので、1本のビールびんは平均で25回も使用されることになります。
ビールメーカーでは共通のびんを使っている会社もあり、容量が統一されていて、大きさや色、形もほぼ同一です。古くなってひびや擦り傷が入っていたり、汚れが取り除けないような不良びんは取り除かれ、カレットというガラス屑に加工され、ワンウェイびんつまりリユースされないびんとともに、びんの資源として再利用されています。
答え
質問2 清涼飲料に入っているクエン酸について教えてください。
答え
答え2 クエン酸というのは果実や野菜に広く含まれている成分で、特に柑橘類や梅干などに多く含まれています。 さわやかな酸味があります。クエン酸はカタカナで書かれることが多いですが実はれっきとした日本語で、 「枸櫞酸」と書きます。枸櫞とはレモンの一種を指す言葉で、レモンをはじめ柑橘類に多く含まれていることから この名がついたようです。
食品に酸味を加えたり、味の調整のために、清涼飲料水のほか、キャンデーやゼリー、シャーベットやジャム、 さらには加工食品に酸味料として広く使用されています。 それ自体が体に何かの影響を及ぼすものではありません。
酸味料にはクエン酸のほか、ぶどうに含まれる酸を利用した酒石酸、これはピリッとした苦味が生まれます。 リンゴ酸はすっきりとした酸味、ほかに乳酸、コハク酸などがありますが、それぞれが様々な食品の風味に合わせて用いられています。
答え
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