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2007年6月16日放送
質問1 ウイスキーの水割りって、日本独特の飲み方なんですか?
答え
答え1 ウイスキーの水割りは、海外にもある飲み方ですが、日本ほど一般的ではありません。 水割りはアルコールの強弱を水の量で加減できるため、好みに合わせた飲み方が 日本人の嗜好にマッチして昭和40年代(1960年代)からウイスキーの楽しみ方の主流となりました。 このように、水割りが多くの日本人から支持された背景には、おいしい水に恵まれ、また水を大切にする 日本の飲食文化の伝統があげられます。また一方で、お酒が食事と共に楽しまれてきたということもあり、 食材の味を邪魔することもなく、ウイスキーの味のよくわかる10〜15度くらいの濃さの穏やかなお酒が好まれたともいえます。こうして、水割りは日本人にとって最も身近なウイスキーの飲み方として定着しています。
おいしい水割りをつくるポイントは、 1,水で割っても乱れない、しっかりしたコシとバランスをもったウイスキーを使うこと。
2,ミネラルウォーターなどおいしい水を使うこと。
3,ウイスキーと水の比率はお好みですが、目安としては1:2〜3程度。
4,かち割り氷など、無味無臭の氷を使うこと。などです。
どうぞ、今晩お食事のお供に、あるいは食後のひと時に、是非、水割りを楽しんでみてください。
答え
質問2 紅茶にも新茶があるんですか?
答え
答え2 紅茶にも新茶はあります。 基本的に紅茶は年中茶摘が行われますが、インド北東部にあるダージリンやアッサムなどの地域では、 気温が低い冬に、茶樹が休眠する期間があります。この冬の休みが明けて最初に芽吹く茶葉を、「ファーストフラッシュ」と呼び、これが紅茶の新茶にあたります。 また、紅茶は気候や日照時間の関係により、年間を通じてもっとも品質が充実する時期があります。 この時期を「クオリティーシーズン」といい、この時期に摘まれた紅茶を「クオリティーシーズンティー」と呼んでいます。この「クオリティーシーズン」は、各産地により時期が異なります。 ファーストフラッシュのあとに訪れる夏の時期の2番摘みの茶は、「セカンドフラッシュ」と呼ばれ、年間を通じて最も香味ともに充実しています。 ちょうど今頃、ダージリンファーストフラッシュが紅茶専門店で販売されています。 一般的にファーストフラッシュは若々しい香りが特徴のとてもデリケートな味わいなので、茶葉にあわせたいれ方はお店の方にお伺いして、是非、季節の味わいを楽しんでください。
答え
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