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2007年6月09日放送
質問1 焼酎にも“何年もの”というのがありますか?
答え
答え1 焼酎もウイスキーやブランデーのように蒸留後、貯蔵熟成されることが多いですが、一般的に本格焼酎では 3ヶ月から1年程度寝かせるものが多いです。 本格焼酎、乙類が原料の味わいを生かした蒸留方法をとるのに対し、甲類は連続式蒸留法でアルコール分を純粋に取り出すことで、成分がピュアで安定しますから、熟成によって反応、変化していく度合いが少なく、 貯蔵熟成期間はとらない場合が多いです。 3年以上貯蔵した原酒が、50%を超えて含まれる場合「長期貯蔵」と表記しても良いとされています。 3年くらいでまろやかな熟成感がアップし、穏やかで落ち着いた薫りになり、味に丸味が増す感じです。
芋、麦、米など、原料によって寝かせる年数が異なるということはありません。 寝かせる年数や容器は、それぞれの焼酎の味わいやメーカーの独自の伝統によりさまざまです。 ステンレスタンク、ウイスキーのような樫の樽や陶器のかめで貯蔵されるものもあります。 長期貯蔵するものは樽やかめが用いられる場合が多いです。
答え
質問2 海水である深層水をどのように飲み水にするのですか?
答え
答え2 海洋深層水とは一般的には、太陽の光の届かない200m以上の深さの海水です。 沖合いから深層水をパイプラインで汲み上げます。海水ですから当然塩分が含まれていますので、おいしい飲料水にするためにはメーカーがいろいろな工夫をしています。 特殊な膜を通したり、電気の力を使ってプラスとマイナスのイオンにわけ、ナトリウムだけを99%以上取り除くなど、技術に特許が取られている方法もあります。
深層水は陸や大気などからの汚染もなく、太陽光が届かないため有機物が少なく、大腸菌等の有害な微生物は存在しませんので、とても安全できれいだと言われています。 海洋深層水には、人間の体液とほぼ同じバランスでマグネシウム、カルシウムなどの主要ミネラルをはじめ 何十種類もの自然のミネラルが豊富に含まれています。このミネラル組成は人工的には作り出せません。 ミネラルが豊富ですから国内で取水される天然水に比べ、硬度も高く、独特な味わいがあります。
なお、一概に深層水と言ってもざまざまな種類がありますので、成分などの表示をよく見比べ、お好みに合わせて選んでください。
答え
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