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2007年6月02日放送
質問1 ビールの苦味って何ですか?どのように苦味を出しているんでしょうか。
答え
答え1 ビールのあの独特の苦味は原料のホップから生まれます。 日本の酒税法では、ホップが入っていないとビールと言うことは出来ません。 ホップはつる性の麻科の植物で、雌株の中にある黄金色の粉“ルプリン”が、ビールに独特の香り・爽やかな 苦味・おいしそうな泡立ちにも欠かせないものなのです。 あの苦味がおいしさの秘訣でもありますから、発泡酒や新ジャンルと言われるものも含めて、ホップはビールにはつきものなのです。
日本では岩手、山形、北海道などの一部地域で栽培されています。 海外では、チェコのザーツ、ドイツのハラタウがヨーロッパの主な生産地です。 ホップにも国や地方によって苦味の濃いもの、さわやかなものなど風味が異なりますので、開発するビールにふさわしいものを選ぶのが技術者の力です。
ところでビールには麦100%のもののほか、副原料として米やコーン、スターチ(とうもろこし由来のでんぷん)が使われているものもありますが、これはビールの味を調整し、バランスのよい味にするのに役立ちます。 アメリカやイギリス、フランスなどヨーロッパの国々でも消費者の嗜好に合わせて広く使われています。
答え
質問2 ペットボトルの形にいろいろなものがあるのはなぜですか?
答え
答え2 最近は飲料のペットボトルも本当にいろいろな形が見られますね。 形は様々でも中味の安全性や品質管理、リサイクルは従来と同様に行うことが出来るので利用上の問題はありません。 ペットボトルのデザインは、中身の味や成分を主張したイメージにあわせ、メーカーが工夫しているのです。 たとえばお茶飲料の竹型のボトルは京都の象徴の一つとして竹を取り上げ、竹が昔は実際に水筒として使われていた。ということから、現代版の水筒に見立てたことに由来しています。 レモン味の商品はレモンのような形でフレッシュな印象を伝えようとしたりしています。
以前はプラスチックメーカーから既製品のボトルを購入していましたが、最近はペレットというプラスチック原料からペットボトルの成型行程も備える工場も出てきています。 自社の商品イメージにあわせて自由な形を作る幅も広がってきました。
答え
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