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2007年5月26日放送
質問1 ワインを開けた時、コルクの底に塩の結晶のようなものが付着していました。これは何ですか?
答え
答え1 これは、ワインの自然な成分のひとつである「酒石酸水素カリウム」の結晶で、一般には、「酒石(しゅせき・お酒の石と書きます)」と言われているものです。 ワインの美味しさには、果実味とか、渋みとか、いろいろありますが、爽やかな酸味がとても大切なんです。 ぶどうの果実には、酒石酸という酸があり、これがワインの酸味の基になっているんですが、キラキラした結晶というのは、この酒石酸がカリウムと結びついた「酒石酸水素カリウム」が、低温下で結晶したものなんです。 ぶどうの実が熟した年ほど酒石酸が多くなり、酒石が出やすくなるため、ヨーロッパでは「ワインのダイヤモンド」とも呼ばれ、むしろ喜ばれているんですよ。
白ワインの場合は、キラキラとした透明な結晶になりますが、赤ワインの場合は色素があるので、ルビーのような赤い結晶になります。 「酒石」は、コルクに付着しているだけでなく、瓶の底に沈んでいることもありますが自然にできるものですので、飲んでしまっても健康上の問題はまったくありません。 ただ、舌にザラつくので、口には入れない方がいいでしょう。グラスに入ってしまってもすぐに沈むので、上澄みを召し上がるようにしてくださいね。
答え
質問2 健康のために豆乳を飲みたいのですが、においが馴染めません。何かいい方法はありませんか?
答え
答え2 豆乳は大豆の青臭さが気になる、という方も多いようですね。 最近ではこの青臭さを抑えられる製法が開発され、以前よりは飲みやすくなっているようです。 それでもやはり馴染めないという場合、大豆臭さを消すために、牛乳と混ぜるのが効果的です。 味の面だけでなく、牛乳にはカルシウム、豆乳にはカリウム、マグネシウムが多く含まれており、お互いにないものを補って吸収率をアップさせる働きもあるので一石二鳥ですね。
おすすめはジュースで割る、と言う手軽な方法です。グレープジュース、パイナップルジュース、オレンジジュース、野菜ジュースなど、どれも合いますよ。 割合は、1対1がお勧めですが、お好みで調節してみてださい。 少し手間をかけても良い、という場合は、果物と豆乳をミキサーにかけます。たとえば、バナナ1本に豆乳150〜200ml。お好みでヨーグルトを加えたり、ハチミチを入れても美味しいです。
飲むだけではなく、お料理にも使ってみてはいかがですか? 牛乳の代わりにクリームシチューやポタージュ、オムレツ、グラタンなどに使えますし、意外なところでは、味噌との相性がいいので、味噌汁や豚汁などにいれても、いけます。
答え
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