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2007年5月12日放送
質問1 乾杯のお酒にビールが多いのはなぜですか?
答え
答え1 特にビールが多いということはありませんが、まずはアルコール度も低く、炭酸ガスの爽やかさでのどをうるおし、 食欲を刺激すること、また泡が華やかなイメージをもつことで、宴会のスタートとして選ばれることが多いのではないでしょうか。 結婚式やお祝い事の席での乾杯には、スパークリングワインがよく使われますね。 和式の宴席では、日本酒をグラスやお猪口ではなく、木杯の盃で出されることも多いですし、 パーティなどでは日本酒の鏡割りが乾杯のお酒に使われることもありますね。
中国では、小さいグラスでアルコール度の高い蒸留酒、白酒(ぱいちゅう)や老酒など伝統的なお酒で何度も繰り返し乾杯が行われますが、最近はビールやワインを乾杯に使うことも多いです。 ロシアではウオツカなど、国や地方で特徴のあるお酒が選ばれています。
乾杯の起源は諸説ありますが、古代に神や死者のためにお酒を飲んだ宗教的儀式が、一般庶民の生活の中に取り入れられ、人々の健康や祝い事に行われるようになったとか、また、中世ヨーロッパでは、宴会の席での毒殺が多かったので、盃をお互いに飲み干すことで毒を入れていないことを示した、などがよく知られています。
答え
質問2 日本では緑茶以外に烏龍茶もつくっているのですか?
答え
答え2 勿論日本でもウーロン茶は作られています。 ウーロン茶の茶葉は基本的に日本茶と同じお茶の木、ツバキの仲間の常緑樹の葉が用いられます。 お茶の木は日本茶と同じような、たとえば”やぶきた”でもれっきとしたウ−ロンができます。 ただ、緑茶用に育てた木は肥料のタイプが異なるため、青香というさわやかな緑の香りはよく出ますが、 ウーロン茶独特の華やかな香りを求める場合は、ウーロン茶向きに育てた木の茶葉が使われます。
日本で作られるウーロン茶が中国と全く同じものができるかというと、やはり香味が少し異なるようです。 育て方や土壌、肥料の質によって生まれてくる香りに違いが出てくるのです。 日本で国産の茶葉を使ったウーロン茶を作るには、手間がかかることや費用が高くつくので、以前はあまり生産する農家がなかったのでしょうが、最近はウーロン茶が人気があることもあり、静岡や九州のお茶の産地では手がける農家が増えてきたそうです。
答え
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