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2007年4月21日放送
質問1 ノンアルコールビールについて教えてください。
答え
答え1 ノンアルコールビールについて、法律上の定義はないのですが、一般的にはアルコール度数が1%未満のビール風味の麦芽飲料のことを言います。 国内メーカーでは、「ノンアルコールビール」ではなく、「ビールテイスト飲料」という言い方をしています。
作り方は大きく分けて2種類あります。一つは、いったんビールを醸造してそこからアルコール分を除く方法です。 アルコール分を除くには、蒸留する方法や、特定の物質だけを通す性質をもった「半透膜」と呼ばれるフィルターを介して取り除く方法などがあります。 もう一つは、アルコールの生成を抑えながらビールと同じように醸造する方法です。 アルコールを発生させにくい酵母を使ったり、発酵過程の途中で酵母の働きを止める、などの方法があります。原料は、ビールとほぼ同じで、麦芽、ホップ、スターチなどを使いますが、ブランドによっても違いがあります。
ノンアルコールビールのカロリーは、普通のビールに比べて、3分の1から2分の1以下のものが多いので、カロリーが気になる方にお勧めします。また、低アルコールなので、なかなか休肝日が作れない方にもお勧めですね。
日本の酒税法では、アルコール分が1%以上のものをお酒と定義しているため、1%未満のノンアルコールビールは、「清涼飲料」として販売されています。ただ、微量とはいえ、アルコールを含んでいますので未成年の方や、車を運転する前の方には、お勧めしていません。
答え
質問2 油っこい食事に向いている飲み物は何ですか?
答え
答え2 油っこい食事には、ポリフェノールの入った飲み物がお勧めです。 ポリフェノールは、舌の「味蕾」という味を感じる部分にくっついて、味覚を和らげる働きがあります。 ポリフェノールの入った飲み物には、お茶やコーヒーや、りんごジュース、ぶどうジュースなどいろいろあります。 中でも、お茶には、特異な吸着性のカテキンが多く含まれていて、味蕾を適度に鈍感にさせる働きがあるんです。 特に、烏龍茶は半発酵のため、この吸着性のカテキンどうしがくっついて、普通のお茶の数倍(2〜8倍)くらいの大きさになっているので、さらに渋さを感じさせずサッパリと感じられる優れた作用があり、油っこい料理にはとてもお勧めです。
答え
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