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2007年3月31日放送
質問1 食後に甘いワインを勧められました。あれはどういうワインなんですか?
答え
答え1 ハチミツのような甘いワインが食後のデザートワインとして勧められることがあります。 これは幾分アルコールの高いお酒で刺激を与えて消化を促進するという目的もありますし、口直しの意味からも甘みの強いお酒は大きな楽しみになります。
最高級の甘いワインとされる貴腐(きふ)ワインやアイスワイン、ポートワインなどがデザートワインと言えるでしょう。 貴腐ワインというのは気候条件など様々な条件が重なった中で、葡萄にボトリティス・シネレア菌という特殊な菌がついて、葡萄の果皮のロウ質がこわされ、果汁中の水分が蒸発し、糖分が濃縮された葡萄が出来ます。 この貴腐葡萄から作られたワインが貴腐ワインです。複雑で豊かな香りと濃厚な甘みをもったワインです。
また、同じく甘みの強いアイスワインは、遅摘みタイプのぶどうを、冬の寒さの中で凍りついたぶどうのみを選んで作られます。葡萄の水分が凍っているので、搾った果汁には氷の分だけ水分が少なく結果的に、甘味や酸味などが濃縮された果汁となるのです。
食事中のワインではちょっと物足りなかった人にも満足感を与えてくれるデザートワイン。 余韻を楽しみながらブルーチーズやデザートなどを合わせて、じっくりと味わってください。
答え
質問2 乳酸菌飲料とは、どんな飲み物のことを言うのですか?
答え
答え2 法律で規格基準が決まっており、「乳などを乳酸菌又は酵母で発酵させたものを加工し、又は、主要原料とした飲料」とされています。 厳密には乳酸菌飲料であっても、無脂乳固形分の含有量、乳酸菌や酵母の数、加熱殺菌されているか生菌かなどによって細かく分類されています。 ヨーグルトドリンクなどの牛乳を原料としているものがよく知られていますね。
乳酸菌というのは私たちが日ごろの食生活の中で食べている発酵食品に豊富に含まれていますし、 人の腸内にたくさん住みついて健康維持に役立っています。 乳酸菌と言っても動物性のものだけでなく、例えば、昔から日本人が食生活に取り入れてきた発酵食品のぬか漬けや味噌、しょうゆなどにもよく含まれています。 これらの乳酸菌は、動物性乳酸菌が牛乳などの栄養が豊富な動物性の食品素材を発酵させるのに比べ、栄養が乏しい環境下でも生育できるという特長をもっています。
最近は野菜や果物など植物素材の発酵物から由来した乳酸菌を利用しておいしく飲めるように仕上げられた乳酸菌飲料も出てきました。
答え
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