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2007年2月24日放送
質問1 父がお酒を飲んで帰ってくると臭いことがあります。お酒ってどうして臭いのですか?
答え
答え1 お酒を飲んだ後には、一般的に『酒くさい』などといわれる独特のにおいがするのですが、このにおいは、熟し香とか吐息臭(といきしゅう)などとも呼ばれており、どんなアルコールでも同じように、そのにおいが出現します。 原因は、口の中に残ったアルコールや、そのアルコールから作り出される物質で、特にアセトアルデヒドという お酒が体の中で分解される時にできる物質が主な原因といわれています。
このにおいは、口の中の細菌がアルコールからこのアセトアルデヒドを作りだすことによるものが多く、その細菌の数に個人差があるので、においの強さにも個人差がでるのです。
このにおい成分を分解したり除去する有効な方法は、残念ながらまだ開発されていませんが、対策としては ガムやタブレットなどの香りで、においを隠してしまうことが一般的です。 また、アセトアルデヒドはタンニン類の一部と結合する性質がありますので、お酒を飲んだ後にお茶類や果物などを摂取することで少し濃度を落とすことができます。
答え
質問2 緑茶に砂糖を入れて飲む国があるそうですが、それはどんな飲み物なんですか?
答え
答え2 中国や東南アジア、アメリカなどでは、清涼飲料としてペットボトル等で販売されている緑茶には砂糖が入っていることが多いです。もともとヨーロッパに緑茶を広めたのはオランダと言われていますが、お茶の苦さや刺激などを緩和するために砂糖を入れて飲んでいたそうです。 同様に、中国で清涼飲料としてペットボトルなどで販売されている烏龍茶も、サントリーからは低糖と無糖の2種類を販売しています。
中国で茶葉で淹れる一般的な烏龍茶は、勿論、お砂糖など入れずそのまま飲まれますので、烏龍茶の本家本元の中国でなぜ?と思われるかもしれません。 ただ、清涼飲料として飲むお茶と、茶葉で淹れて飲むお茶は、別物と考えられているようです。 清涼飲料としては砂糖が入っているほうが飲みやすく、栄養価も高いですし、その土地の気候風土で飲むと、その味がおいしく感じられる、ということもあるのです。 ただし、低糖とか微糖という表示があっても、しっかり甘い味ですので、驚かないようにしてくださいね。
答え
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