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2007年2月10日放送
質問1 ケーキに使用するためラム酒を購入したのですが、だいぶ余りました。他に使い道はあるのでしょうか?
答え
答え1 ラムはサトウキビの絞り汁を煮つめて、砂糖を結晶させたあとの糖蜜を原料とし、発酵、蒸溜、熟成してつくられるスピリッツです。
樽で熟成した黄金色のゴールドラムと、原酒を活性炭処理し、色や雑味を除いてすっきりと仕上げた無色透明のホワイトラムがあります。どちらもお菓子に使われますが、ケーキのほかには、果物のコンポート、プディング、アイスクリーム、シュークリーム、スイートポテトなどにも材料を練り合わせるときに加えるとぐんと風味が増します。入れすぎるとゼリーなどは固まりにくくなりますので分量には注意が必要です。 もうすぐバレンタインですから、手づくりのチョコレートにも欠かせない材料ですね。フルーツのきれいな色を生かしたデザートや白いクリームの仕上げなどにはホワイトラムを使ったほうがいいでしょう。干し葡萄などのフルーツを何日も長く漬け込む場合やチョコレートや焼き菓子の場合はコクのあるゴールドラムが向いています。 また、お料理であればブランデーと同じようにフランベ(肉などにふりかけ、火をつけて香りをつける)するのに使ってもいいですし、ステーキやオムレツのソースに少々加えると一味違うあじわいが生まれます。
答え
質問2 カフェイン抜きのコーヒーは、どのように作られているのか教えてください。
答え
答え2 まずカフェインとはどういう成分なのかを説明します。カフェインには脳や脊髄の中枢神経系を刺激し、興奮させる効果があります。また、骨格筋に働きかけ、筋肉の収縮を促すため、筋肉疲労にも効果を表しますし、交感神経を刺激し、基礎代謝を高め、体脂肪の燃焼を促進するので、体が目覚める感じを受けます。 コーヒーはこんな作用も期待されていますが、体質、体調などから、カフェインは避けたほうがいい場合もありますね。
最近はカフェインレスコーヒーも増えてきていますが、一番多く用いられている方法はコーヒーの生豆を水に浸すことです。 カフェインが水溶性である性質を生かして99%のカフェインを取り除くことができるのです。 特別な薬品を用いて、コーヒー豆からカフェインを直接取り除く方法もありますが、今のところ日本では行われていません。 また、そもそもカフェインを含まないコーヒー豆があれば便利ということで、長らく研究が行われてきており、 日本でも「カフェインレス・コーヒーノキ」の作製に実験的には成功しているのですが、まだ実用化に至っていません。
答え
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