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2007年1月20日放送
質問1 炭酸入りの日本酒があると聞きました。詳しく教えてください。
答え
答え1 発泡性のある日本酒はあります。
これには2つのタイプがあって、一つは醸造の途中で濁ったまま瓶に詰めて、残った糖分が瓶の中で再発酵して炭酸ガスが発生するという、まさにシャンパンのような製法のものです。濁り酒がシュワシュワしているものを想像してください。もう一つは出来上がった日本酒にあとから炭酸を入れるものです。 味は、どちらも若干甘目で程よい酸味に仕上がっているものが多いようです。 普通の日本酒とは異なり、泡がプチプチはじけて、ふんわり漂ってくる香りを楽しむことができますし、口の中で炭酸の刺激を楽しむこともできますので、おちょこで飲むというより、グラスで楽しむことをお勧めします。 この日本酒をお祝いの席で乾杯に使うのもおしゃれですよね。
日本各地の蔵元で発泡性のある日本酒は作られていますから、日本酒の品揃えの多い酒屋さんなどで見つけたら是非一度試してみてください。 ただし、濁りタイプのものは、開ける前に静かに瓶を逆さにするなどして混ぜてから開栓しますが、気をつけないと中味が殆ど噴出してしまう場合もありますし、グラスに注ぐ時にも静かに注ぐよう注意してくださいね。
答え
質問2 コーヒーって焙煎の仕方がいろいろあるんですね、焙煎について教えてください。
答え
答え2 焙煎は、コーヒーの生豆(なままめ)に熱を加えることで、味や香りを引き出す、コーヒーのために重要な工程です。 収穫されたコーヒーの生豆自体は、薄茶色で青臭く、コーヒーらしい味も香りもほとんどありませんが、焙煎することによって、輝くような茶褐色のコーヒー豆になり、同時に香ばしいあの味と香りを作り出します。さらに、産地毎のコーヒー豆の味や独特な香りも、焙煎によって引き出されると言われているほどです。 生豆の種類や特徴、使い方に応じて、時間や熱のかけ方を変えて焙煎します。
焙煎の度合いは大きくは、浅炒り、中炒り、深炒りの3段階に分けられます。一般的に、浅炒りは酸味が強く甘い香りが際立ち、炒り方が深くなると、酸味は無くなり苦味と香ばしさが出てきます。浅炒りはアメリカン・コーヒーに、中炒りはレギュラーコーヒーに、深炒りはエスプレッソやアイスコーヒーなどに使われます。
焙煎方式では、炎で直接コーヒー豆を加熱する直火式と熱風でコーヒー豆を加熱する熱風式、の2つに大別されます。熱源は、ガスや炭、セラミックなどが用いられ、例えば、直火式の熱源に炭を使えば「炭焼焙煎」、セラミックを使えば「遠赤外線焙煎」となります。面白い焙煎方法としては、砂糖と一緒に焙煎して甘いカラメル風味をつけたり、バターと共に焙煎してバター風味を付ける方法などもあります。最近は全体的に、焙煎度合いで深炒り傾向が強くなってきたといわれています。
答え
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