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2006年11月11日放送
質問1 黒ビールってどういう風に作られるんですか?
答え
答え1 ビールの色は使用する麦芽の色によってきまります。 麦芽は、原料の大麦を水に浸し、芽が少し出たところで乾燥させて作るのですが、 ここで熱することで麦芽に含まれるタンパク質やアミノ酸、糖分が反応し色の成分ができます。黒ビールは強く熱してつくられた濃い色の麦芽を用いているのが一般的です。 ほろ苦さとこくと旨みの味わいが特徴になります。
同じ黒ビールでも世界をみると、発酵方法や酵母の種類によっても、さまざまなスタイルの黒ビールがあります。 麦芽を一日以上熱を加え焦がしたものを使った、真っ黒なビールや、ワインのように木の樽で寝かせたもの、1年もかけて貯蔵したチョコレートのような甘い香りのある黒ビールもあります。 日本でも、どっしりしたドイツタイプの黒ビールから、飲み口の軽やかなタイプまで、いろいろな黒ビールを楽しめるようになってきました。最近ではいわゆる新ジャンルのものにも黒のタイプが出てきました。 伝統的名ビールも、新ジャンルもお好みに合わせていろいろなものをお楽しみ下さい。
答え
質問2 ミネラルウォーターに(鉱山の鉱)と書く鉱水と表示されていましたが、これは何ですか?(硬い水の)硬水とは違うのでしょうか?
答え
答え2 商品のラベルには「品名:ミネラルウオーター」とあり、「原料:水(鉱水)」と書かれていますね。 鉱水とは鉱物成分をたくさん含んでいる水のことです。
ミネラルウォーターは農林水産省が品質表示ガイドラインを定めています。このガイドラインで、容器などにどんな水か、つまり原水を表示することとなっていて、鉱水は「ポンプ等により取水した地下水のうち、溶存鉱物質等により特徴付けられる地下水」とされています。 この「溶存鉱物質等」というのが、水に溶け込んでいるミネラルのことなんです。 原水には、鉱水のほかに、湧水、鉱泉水などがあります。 ちなみに「湧水」とは自然に湧き出している地下水で、その水温が25℃未満の場合で飲用可のものは「鉱泉水」といい、25℃以上のもので飲用可能なのものは「温泉水」と呼ばれます。
一方、硬水は硬度つまり水質を表わす指標のひとつで、水に含まれているカルシウムとマグネシウムの総量を言うのですが、これが多い水のことです。 少ないものは軟水となります。およその目安は硬度100以下が軟水、300以上が硬水、その間の100〜300は中程度の硬水ということになります。日本の水はほとんどが軟水です。
答え
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