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2006年9月09日放送
質問1 牛乳から作られる焼酎があると聞いたのですが、本当ですか?
答え
答え1 あります。焼酎に用いられる原料は、米、麦、そばなどの穀類や、芋、酒粕、黒糖などが中心ですが、最近は牛乳など、自然や健康をイメージした様々な原料を用いた焼酎が作られています。
焼酎は蒸留して作られますので、牛乳焼酎も基本的には透明なお酒です。焼酎は本来糖類またはでんぷん質を糖化・発酵し、これを蒸留したものなので、澱粉質をほとんど含まない原料を使う場合は、2次仕込の時に米や麦などのでんぷん質と原料を混和し発酵することで、様々な個性的な焼酎が作られます。乳そのものを原料としたお酒では馬の乳、馬乳酒が有名です。古くからモンゴル人の食生活には欠かせないものでした。牛の乳の酒も同じように生まれたのですが、馬は交通手段として使われており、いつも身近な馬の乳を用いることが多かったので、総称として馬乳酒と名付けられたそうです。
お酒と乳飲料の相性が良いのは、いろいろなカクテルで牛乳が用いられていることからも解りますね。コーヒーリキュールをミルクで割ったカルーアミルクや、ウイスキーのミルク割りカウボーイなどは有名です。勿論焼酎を牛乳で割ってもおいしいですよ。
答え
質問2 飲み物に書かれている常温とは何度のことですか?
夏と冬では常温の温度は違うのでしょうか。
答え
答え2 日本工業規格では15℃から25℃と定めています。これが一般的には食品を常温で保存するときの目安となるでしょう。
一方、厚生労働省の「常温保存可能品に関する運用上の注意」では、常温とは外気温を超えない温度、となっていますから、夏の一般的な室内で25〜30℃、春や秋、さらに冬の暖房した一般的な室内では15〜20℃と考えればよいでしょう。食品メーカーはこれらを前提として、『常温保存』と書いた製品の場合の商品設計をしています。容器が密封されていれば、無菌状態が保たれていますので、開封前であれば、温度に左右されず賞味期間内に腐ることはありませんが、30℃を大幅に超えるような温度に長期さらされてしまうと、色が変わってしまったり、香りや味わいが劣化してしまうことがありますので、保管場所には注意が必要です。なお、開封後は記載されている賞味期限で判断するのではなく冷蔵庫に入れるなど容器に記載されている保存上の注意をよく見て、できるだけ早く飲んでください。
答え
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