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2006年8月05日放送
質問1 ドイツで見かけたのですが、銅や陶器のビールジョッキには蓋がついていました。あれは何のためにあるのですか?
答え
答え1 ビールのおいしさの最大のポイントと言ってもいいのが炭酸ガスです。途中で気が抜けてこないように、一口飲んで、また次に飲むときまでちょっとの間でも蓋をしておこうという、ビール好きのためのジョッキです。また、飲み終わったら蓋を開けておけば、おかわり、の意味になるそうです。でもビールの黄金色と真っ白な泡を楽しむためには、中味の見える方がいいですし、器の内側が滑らかな方が泡持ちもよく、ガスが抜けにくいですから飲食店などでは透明なガラスが利用されることが多いです。
ドイツやベルギーのビアホールではいろんな形のグラスを揃えていて、銘柄ごとに専用のグラスでサービスするお店もあります。また、ブーツ型のジョッキ。これは昔、軍人が靴でビールを飲んだのが始まりだということです。
ビールの長い歴史の中では、陶器や銅以外にもいろいろな器が登場しています。動物の角、金銀などの金属、木、それに頭蓋骨まで。これは8,9世紀ごろ北欧のバイキングが戦闘で倒した敵の頭蓋骨でビールを飲み、勇気を奮い起こすためだったといわれています。また、ドイツでは頭のいい人の頭蓋骨でビールを飲むと自分も頭がよくなる、と言われていたという、ちょっと怖い話もあります。
答え
質問2 毎日青汁を飲んでいるのですが、青臭さが苦手です。何か飲みやすいアレンジ方法はないでしょうか?
答え
答え2 青汁は、体によさそうとは言うものの、青臭さや苦味がなんとなく苦手、という方も多いと思います。市販のものには粉末状にして甘みを加えたり飲みやすくしたものもありますが、ご家庭ではまず牛乳や豆乳で割ってみることをお勧めします。青汁にはないタンパク質やカルシウムを補うことができて、味もいいですよ。甘みが好きな方はハチミツを加えてもいいですし、そこに抹茶を入れることで断然風味がよくなります。また、みそ汁に入れるとそれほど青臭さが気にならず、しかも野菜不足の手助けになって一石二鳥。ただ、気をつけなければいけないのは、レモンのような酸味の強いものは変色したり、苦味が増したりする可能性がありますので、フルーツ系飲料との組み合わせる場合は少し試してからの方がいいかもしれません。混ぜるときは飲む寸前に。作り置きは風味の点からも避けてください。青汁に用いられる野菜には、ケール、大麦若葉、明日葉、桑の葉、ゴーヤなどを組み合わせたものが多いのですが、もしご家庭で作られるなら、ブロッコリー、キャベツ、しそ、水菜など手に入りやすい野菜を良く洗い、ジューサーで搾って作りましょう。ほうれん草は、いかにも青汁に向きそうですが、シュウ酸が多いのであまり利用されません。
答え
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