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2006年7月01日放送
質問1 ソルティドックを家で作る時の、コツを教えてください。
答え
答え1 ソルティドッグといえば、ウォッカとグレープフルーツジュースで作るカクテルです。グラスの縁に雪が舞ったように塩をデコレーションすることが特徴で、これをスノースタイルといいます。おいしく美しく作るコツのひとつは、塩は十分に乾燥したものを使うこと。半分に切ったレモンの上にグラスのふちをかるく置いて“クルッ”と一回転させ、均一に塩を盛った皿に軽く押し当てます。そして、均等に塩がつくようにしてください。軽くグラスをたたいて、余分な塩を落とすときれいなデコレーションになります。ジュースはできれば生のグレープフルーツを絞って使いましょう。風味が断然違ってきますよ。
ちなみにソルティ・ドッグというのは、イギリスでは船の“甲板員”のことを指すそうなんですが、何故だかわかりますか?つまり海の男である“しょっぱい奴”という意味があるそうです。発祥地イギリスの原型では、ジンがベースに使われていました。これにグレープフルーツジュースを加え、塩をひとつまみ加えてシェークし、カクテルグラスに注ぐというものでしたが、アメリカでウオツカベースとなり、今の形が定番になりました。ちなみに、塩のデコレーションがないと、テールレス・ドッグ、ブルドッグ、等と呼ばれるカクテルになりますし、塩をグラスの半周だけ付けるスタイルはハーフムーンと言います。砂糖でスノースタイルをデコレートするカクテルもありますよ。ウォッカ、ホワイト・キュラソー、ライム・ジュースをシェイクした雪国は有名ですね。
答え
質問2 フルーツの缶詰には、なぜシロップが入っているのですか?
答え
答え2 缶詰は食品の長期保存のための容器ですから、できるだけ缶の中に空気が入らないように、隙間を作らないようにすることが必要です。ですから、固形の果物の場合は隙間を埋めるための液体が必要ですね。フルーツ缶詰も法律で基準があり、充填液は水、果汁の搾った液、あるいはそれらに砂糖等が入ったものであること、とされています。果物を長期においしく保存するには、乾燥するか砂糖漬けが良いので、フルーツの缶詰の場合はシロップ漬けにすることが知恵だったのです。
他にもカットした場合の形とか、粒のサイズを揃えること、などが決められています。例えば、フルーツカクテルという商品名をつける場合は、黄もも、洋なし、パインアップル、ぶどう又はさくらんぼを含んで、少なくとも4種類以上の果物が入っていることが条件、という決まりごともあります。
果物を食べた後のシロップは勿論そのまま飲んでもおいしいですし、寒天やゼリーを作るときに少量混ぜると味が引き立ちます。また、少し煮詰めて濃い目のシロップを作り、ヨーグルトやかき氷にかけたり、アイスティーに入れると、簡単にフルーツティーが出来て便利です。
答え
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