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2006年6月10日放送
質問1 ビールをグラスに強く注ぐと泡がでますが、ビール工場でビンにビールを入れるときに泡は発生しないのでしょうか?
答え
答え1 工場でビールを詰める時は、泡は立ちません。それには、2つのワケがあります。
一つ目は、ビールを詰める直前に、瓶や缶に炭酸ガスを吹き付けて容器の中の空気を追い出し、炭酸ガスの圧力で押さえつけている中にビールを注ぎこむことで、ビールから炭酸ガスが空気中に逃げるのを抑え、泡立ちを防いでいます。同時にビールの味や品質の劣化の原因になる酸素を一緒に追い出すこともできます。
二つ目は、ビールを詰める時に、炭酸ガスがビールから分離しないようにビールが瓶の内側に沿って、ほとんど衝撃を受けずに、瓶の中に着地できるような工夫をすることで、泡立ちを防いでいます。サントリーのビール工場では、瓶や缶が、メリーゴーランドのような大きな丸いフィラーと呼ばれる機械を一周する間に、できたてのビールが詰められて、栓や蓋が締められます。あっという間のハヤワザで、なんと、1分間に600本ものビールを詰めています。
できたての美味しさをそのまま詰めたビールですので、泡もしっかり味わって、召し上がってくださいね。
答え
質問2 世界の変わったコーヒーの飲み方を教えてください。
答え
答え2 最近日本でもよく見かけるのが、ベトナムコーヒーです。注文するとカップの上に、ちょっとかわいいアルミやステンレスでできた1杯分の専用のドリップフィルタが乗って出てきます。布やペーパーではなく金属でそのまま漉すのですが、けっこう濃い目に出ます。カップには最初から練乳(コンデンスミルク)が入っており、その上にポタポタとコーヒーが落ちるので、かき混ぜてミルクコーヒーにして飲みます。
その他、ロシアのルシアンコーヒーは、コーヒーにココアや砂糖を加えますがレモンやりんごなどフルーツの輪切りを添えたものもあります。
サウジアラビアのコーヒーは、コーヒー豆とカルダモンという香辛料を混ぜて作りますが、独特な色と、カルダモンの香りが特徴で、最初はびっくり、でも一度飲むとやみつきになる、という味だそうです。 トルココーヒーは、深煎りの豆を細かなパウダー状に挽いて、小鍋にお湯、砂糖、コーヒーを入れて煮立てます。コーヒーの粉も一緒にカップに注ぎ、粉が沈むのをまってから上澄みを静かに飲みます。同じ上澄みを飲むものでは、バリコーヒーがお湯を注ぐだけで簡単です。
日本にもいろいろな国のレストランがありますので、是非、食後のコーヒーもその国ならではの味を楽しんでみてくださいね。
答え
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