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2006年4月15日放送
質問1 お酒を飲んだ後、無性にラーメンが食べたくなるのは何故ですか?
答え
答え1 これは体が糖分を欲しがっているからなんです。お酒を飲むと血糖値が下がって、つまみなどを食べておなかがいっぱいになっていても、脳は空腹だと命令を出します。そのため、炭水化物などの食べ物が欲しくなるのですね。ラーメンだけでなくお米のでん粉、ということから、おにぎりやお茶漬けを仕上げに食べたくなるのもその理由です。お酒のあとはカレー、という人もいますよ。お酒を楽しんだディナーの後に、まだケーキを食べたくなるというのも、「別腹」のほかにもこの理由があるのでしょう。
ビールの成分はナトリウムが少なく、カリウムが多いので、ビールを飲むと血液中のナトリウムが減り、身体が生理的に塩分を欲しがるので、特にビールの場合は、ラーメンがおいしくなるようです。ただし、体の中のアルコールは優先的に分解されますので、お酒を飲むことでエネルギーは満たされており、食べ物のカロリーはそっくり蓄えられていきます。その上のラーメンやおにぎりは健康管理には要注意です。
答え
質問2 カフェオレとコーヒー牛乳の違いを教えて下さい。
答え
答え2 カフェオレはフランス語でコーヒー牛乳という意味ですから、同じ飲み物として楽しめます。ところが、家庭や喫茶店等で飲むときと違い、飲料メーカー等で作られて商品名にする場合は別です。
乳業メーカーの協議会が定める規約では、生乳100%のものしか、「牛乳」という文言を使用した名称をつけることが出来ませんし、その用語も限定されています。コーヒーや苺など、生乳以外の原料を含む物は、「牛乳」という文言を使用した商品名をつけることはできないのです。ただし例外規定があって、乳脂肪分が3%以上ある等の一定の条件を満たせば、生乳100%でなくても、「ミルク」という表示はして良いことになっています。つまり、「コーヒー牛乳」は駄目でも、「コーヒーミルク」はさしつかえないのです。
また最近は缶入り、ペットボトル、紙パック、紙コップ型など容器も様々で、カフェオレやカフェラテという商品がいろいろありますが、「牛乳」という意味のイタリア語の「ラテ」フランス語の「レ」などには規制がありません。カフェオレは加熱された牛乳を濃い目のドリップコーヒーに注ぐ、カップの左右から牛乳とコーヒーを同時に注ぐなどのこだわりがある方もいますね。そして、カフェオレと同じ、コーヒーと牛乳をあわせたカフェラテは、蒸気で泡立て加熱された牛乳をエスプレッソに注ぐイタリアの飲み方です。
答え
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