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2006年4月08日放送
質問1 缶ビール、缶チューハイはいつ頃できたのでしょうか?
答え
答え1 缶ビールはアメリカのビール会社が1900年代初頭に取り組んでいましたが、禁酒法や炭酸飲料という技術的な問題もあり、実際に市場に登場したのは1935年とされています。日本では1958年から缶ビールが製造されるようになりました。
現在の缶ビールはほとんどがアルミ缶ですが当時はスチール缶でした。今は、缶はボディがスチールでも天面はアルミで、開けるのもタブをひっぱるなど、簡単に開けられますが、 1965年頃までは、ふたの部分も厚くて専用の指の爪のような缶きりで2箇所に穴を開け、飲んでいました。
缶入りウイスキーでは1960年にトリスのハイボールが発売されました。また、1974年には缶入りジンフィズが出ていますし、これらがその後の缶入りチューハイブームのさきがけとなりました。ちなみに、缶詰の歴史は加熱して食物を保存する、という原理を考え出したフランス人のアペールという人から始まりました。1804年にナポレオン一世から賞金をもらったという記録もあります。実際に今の缶詰の元になるブリキ缶を考案したのは1810年、イギリス人のデュランという人で、円筒型の容器、キャニスターという言葉が今のCAN,日本語の缶はこの音訳からきています。
答え
質問2 コーヒーは豆の種類によって、淹れ方も変えた方が良いのでしょうか?
答え
答え2 おいしいコーヒーを楽しむためには、豆によって淹れ方を変えるというよりは、飲み方によって、豆の選び方、焙煎、挽きかた、器具の選び方が大切です。中でも最大のポイントは焙煎です。ライトロースト(浅煎り)から、レギュラーコーヒーで利用範囲の一番多い中間のハイローストやシティロースト。エスプレッソは何といっても深煎りの、それもイタリアンローストなど、豆のタイプとの組み合わせが生きてきます。
また、豆の挽き方は、豆の香りや味などの特徴を生かすために、コーヒーを淹れる為の器具にあった挽き具合を選びましょう。パーコレーターなどのお湯で煮出して抽出する方法にはあら挽きを。お手軽なコーヒーメーカーやペーパーフィルターでは中挽き、エスプレッソは極細挽きが用いられます。ストレートで飲むのか、ミルクをたっぷりか、あるいは濃い味わいを、などどんなコーヒーを楽しむかで、それぞれ選んでみて下さいね。
ところで、世界中で飲まれているコーヒーには産地で分類すると約50もの種類があります。代表的なものをいくつかご紹介しましょう。まず”ブルーマウンテン”、コーヒー豆といえば誰でも一度は聞いたことのある名前。酸味・苦味・甘味・香り・コクのバランスが絶妙で、浅煎りに仕上げてストレートで飲むのがオススメです。 ”キリマンジャロ”はアフリカを代表する豆で酸味が強くい。また、ほどよい苦味、鋭い味わいが特徴です。 ”ブラジル”は生産量世界第1位のコーヒーで、ほどよい酸味と苦味があり、ブレンドのベースに良く用いられます。コーヒーの入門編にはまずこれがおすすめです。また、深煎りにしてカフェオレなどのミルクの入ったコーヒーにもよく使われます。”モカ”には特有の果実の様な甘味と香りがありブレンドの隠し味としても使用されています。 “ガテマラ”は苦味のバランスが良く、酸味が少し強めのコーヒーです。ストレートで芳醇な香りを楽しみます。
答え
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