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2006年2月18日放送
質問1 自分で作ったオリジナルカクテルは商標登録できるのですか?
答え
答え1 登録申請することはできます。
商標には、目に見えないサービスに使われるサービスマークと、目に見えるモノに使われるトレードマークの2種類があります。バーでサーブされるカクテルは、飲食物の提供というサービスマークにあたり、一方、缶や瓶入りのカクテルは、酒でのトレードマークということになります。
もし飲食物の提供サービスで登録すれば、登録者の了解を得ない限り、勝手に他人がその名前を用いたカクテルをバーでオンメニューすることはできません。また、酒で登録すれば、他人は勝手に缶や瓶入りのカクテルを販売できなくなります。しかし、せっかく登録になっても登録から3年間使用していないと、商標が取り消されてしまうことがあります。誰かが商標を使いたいと思って調べたら、登録者が商標登録していることが分かった。でもずっと使ってなさそう...という場合に、使用実績を証明しないと取り消されてしまうのです。したがって、バーを経営されている方、あるいは酒類メーカーなど、実際にそのカクテルをバーで提供したり、缶や瓶入り製品として販売する予定がある方以外が商標登録するケースはあまり見られないようです。
答え
質問2 最近、リキッドのプロポリスを教えてもらって使うようになりました。そもそもプロポリスとはどういうものなのか教えて下さい。
答え
答え2 プロポリスとは、ミツバチが集めてきた樹液や花粉などを、だ液と混ぜ合わせて巣に塗りつけるニカワ状の物質のことです。ラテン語のpro(=前、防御)、ギリシャ語のpolis(=都市)に由来し、「敵の侵入を防ぐ城壁」という意味があります。菌に対する強い働きを持っていて、ミツバチはこのプロポリスを巣の出入り口や巣枠、巣箱の隙間、巣穴の壁などに塗り付けることによって、雨風や冷気を防ぐだけでなく、言葉の意味通り、外部からの細菌の侵入を防ぎ、巣や自らの体をバクテリアやウイルスから守っています。
同じ蜂からの恵であるローヤルゼリーやハチミツなどと違って、採取できる量は非常に少なく、人為的には合成のできない貴重品なものです。ミツバチが4000万年以上もの太古の昔から今日まで絶滅することなく同じ生態系を保っていることは遺伝学上の奇跡とも言われていますが、それを可能にしたのがこのプロポリスなのです。
プロポリスにはポリフェノールの成分のひとつであるフラボノイドやいろいろなビタミン類、ミネラル、アミノ酸など、人間の健康維持に有効な成分を豊富に含んでいることが知られています。ブラジル産やヨーロッパ産、中国産などが良く知られていますが、国によって含まれている有効成分やその量なども異なっています。原液は独特のにおいや刺激がありますので一般的に食べやすいように他の成分と混ぜてカプセルにしたものが多いようです。粉末やリキッドのものは、ジュースや牛乳、ヨーグルトに混ぜたりして飲まれています。
答え
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